ワキアカツグミ
         スズメ目  ツグミ科   英名:Redwing      
                                         学名:Trudus Iliacus
 
   観察頻度   :生息地域から遠く離れているため極めて稀で、国内では数例があるのみ。
   全   長   :20〜21cm
   観察可能時期:冬鳥として11月〜3月頃まで   

   生息場所   :平地の林縁・農耕地・公園など
    特  徴   :雌雄同色でツグミより小さく、体側に赤味が有る。      
   類 似 種   :ハチジョウツグミと似ているがより小さく、眉線が太くて濃い。
              
   ユーラシア大陸のロシア極東・コリマ川付近からヨーロッパにかけてのツンドラ地帯で繁殖し、冬はヨー
  ロッパ中南部からアフリカ北部に渡って越冬する。 日本は渡りルート・越冬地から外れるため極めて稀。

   2,024年1月に名古屋市の市街地中心部の都市公園で1羽のワキアカツグミが発見された。 雨覆いの
  エッジが白いことから若鳥と見られる。 
                   2、、024年2月1日  名古屋市
        
 
   地上で黒い実(種類不明)を主として食べていたが、危険を感じると樹上に避難した。 大勢のカメラマンが
  周りを取り囲んだが警戒心はあまり強くなく、地上に降りると採餌に余念がなかった。 
        

   
   この個体は脇が僅かに赤いだけであるが、成鳥になると雨覆いの白線が消えて背中の方まで赤くなる。
        


        


        
 
 
          ロシア極東コリマ川 河口域は広大な湿地帯でこの辺りで繁殖する野鳥は多い。
        


                               記:2,024年3月 6日
                                 

                                  目次に戻る