ミゾゴイ      コウノトリ目  サギ科        
                                    英名:Japanese Night-Heron  
                                     学名:Gorsachius goisagi     
     絶滅危惧TB類(EN)  
     全   長   :49cm  雌雄同色
     観察可能時期:4月に渡来してきて繁殖、9月に越冬地に渡るが個体数が少ないことから

     生 息 場 所:里山から低山帯の暗い林に生息し、ミミズを主食として沢蟹や昆虫類を捕食し、
               蛙や魚なども餌とする。 
     類 似 種   :ズグロミゾゴイ
     特   徴   :森林性のサギで単独で行動する。  英名の夜のサギが示すように夜行性と言われて
               いるが、目撃例は昼間が多いことから昼間にも行動するようだ。 
               もっとも夜にしか動かなければ見ることは出来ないわけだが・・・。


   日本の本州以南だけで繁殖し、冬季は台湾やフィリピンに渡って越冬する。 
  
 かっては東北北部を除く各地でで繁殖が確認されていたが、生息地となる里山や低山帯の森林開発が進
  んだため生息地・繁殖地が奪われて個体数が減少。  絶滅が危惧されている。 
  今では全世界での生息数が1,000羽を下回っていると推察され、観察機会は少ない。


 
   2,007年4月に名古屋市の公園に現われた1羽のミゾゴイは左目を怪我していて痛々しかった。
                        2,007年4月29日  名古屋市で撮影

          



              2,008年5月に名古屋市の公園を1羽のミゾゴイが通過していった。
                        2,008年5月17日  名古屋市で撮影  
 
          


                樹上をあちこち移動して夜行性とは思えない元気さだった。
                        2,008年5月17日  名古屋市で撮影 
    
          


                   警戒すると枝に擬態するが、これでは丸見えだ。
                        2,008年5月17日  名古屋市で撮影
   
          



      2,021年5月3日に名古屋市の緑地公園に現れたミゾゴイ。  滞在は短く数分の滞在で飛び去ってしまった。

          




                         記:2,008年8月16日

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