カッコウ
カッコウ目 カッコウ科
英名:Common Cuckoo
全 長 :33〜36p前後 キジバトと同等
見られる時期 :夏鳥として5月〜10月
生息場所 :山地の樹林・草原・平地の農耕地 都市公園に現れたこともある
特 徴 :雌雄同色。 カッコウに赤色型は存在しないというが、図鑑に赤色型の写真も掲載されていて
混乱が有る。
類 似 種 :ツツドリ・ホトトギス 鳴き声での識別は容易であるが、酷似しているので外形からの識別は難しい。
ツツドリは両者と比べて胸から下腹部の横斑が太くて荒々しい。
カッコウの幼鳥は後頭部に白い点がある。
ユーラシア大陸・西シベリアから東アジア・東南アジア・日本で繁殖し、冬季は東南アジアに渡って越冬する。
カッコウの成鳥。 この頃MF周辺でカッコウの声がよく聞かれたので普通種と思っていたけど一時だけで
やがて聞かれなくなった。 八島湿原やひるがの高原などへ出掛けてみたけど声だけで写真はまったく撮れな
かった。 カッコウの胸の縞模様は細いという認識であったけどこれをみるとかなり太くホトトギスやツツドリとの
識別は鳴き声を聞かないと難しい。
2,007年の10月に名古屋市の都市公園にツツドリ・赤色型ツツドリ・カッコウが同時に入り、写真を撮ったけど
赤色型ツツドリを主として撮ったのでカッコウと識別できる写真は無かった。
2,006年5月26日 背割り堤防
伊吹山へ行ってイヌワシを見ていたら近くの木にカッコウが来てしきりに鳴いた。 この時マミジロも時々姿を
見せたけど遠くて写真にならなかった。 伊吹山ではマミジロも繁殖しているのを知った。
2,009年5月25日 伊吹山山頂
2,008年10月1日に姉川河口で遭遇したツツドリの幼鳥としたトケン類。
カッコウ・ホトトギスと識別は難しいけど、喉から下腹部にかけての横斑が濃く太いのでツツドリとした。
しかし、別角度からもう一度見直したらカッコウの幼鳥に特有の後頭部の白点が有ったのでカッコウと判明。
2,010年10月21日に背割り堤防で1羽のトケンと出会った。 最初は赤色型かと思ったけど写真を撮って
みたらトケン類の幼鳥だった。
胸の横縞がこれまでになく細いのでカッコウの幼鳥と判断した。
喉の横縞の部分に赤い部分の有るのが気になった。 カッコウの幼鳥の後頭部の白点も見えない。
背中の方から見ると幼鳥にしては各羽の羽縁の白色部が少なくなって第1回の冬羽への換羽が進んでいる。
10月1日に姉川で見た幼鳥よりも換羽が進んでいるように見える。
もう一度見直したら後頭部に小さい白点の痕跡が有った。 換羽が進むことで白点は次第に見えなくなって
いくとすればこの幼鳥をカッコウとしても矛盾が無い。 胸の横縞の細さが目立つ個体だった。
記:2,023年7月27日
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