アカハラツバメ スズメ目 ツバメ科
英名:Barn Swallow(ツバメと同じ)
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全 長 :17〜18cm
観察できる時期:冬鳥として越冬するもの 夏の渡りの時期など
生息場所 :市街地から人家周辺
特 徴 :ツバメの胸から腹部は白いけど、アカハラツバメは赤味を帯びている
類 似 種 :ツバメ
ロシアのオホーツクからカムチャツカで繁殖し、冬季はアフリカ東部・アラビア半島・インドに渡って越冬する。
日本で見られるアカハラツバメは「日本鳥類目録改訂第7版」に、1064 ツバメ族亜種として
Hirundo rustica saturateとして掲載されており、オホーツク・カムチャッカで繁殖すると言われているけど
よく判っていないという。
ちなみに、日本で普通に見られるツバメは Hirundo rustica gutturalisとして掲載されている。
2,006年12月16日、野鳥仲間と湖北野鳥センターを訪れたときに近くの尾上漁港でツバメが越冬してい
るとの情報を貰った。 冬にツバメがいるというのはとても珍しいので見に行ったら腹の赤いツバメが数羽電線
に止まっていた。
腹部の赤味は個体差が有って随分と違っていたけど、これがカムチャツカで繁殖すると噂に聞くアカハラツバ
メかと思った。 たくさんは撮れなかったけどとても貴重な写真を残すことができた。
その後、湖北に行くたびにチェックを入れているけど再会は果たせていない。
2,006年12月16日 湖北町尾上漁港で撮影
2,012年8月27日、愛西市で電線に止まっているツバメを見ていたら胸から下腹部が赤いツバメが混じって
いる事に気付いた。 それ以降も気を付けて見ているがこの時一度だけなので貴重な存在なのだろう。
8月27日は渡りの季節なので渡ってゆく途中で姿を見せたものと思うけど、湖北町で見たアカハラツバメとこ
れらの個体群が同じ亜種に属するものかはわからない。 渡っているとするとどちらに向かうかもわからない。
謎だらけのアカハラツバメであるが、とても奇麗とは言い難い。
2,012年8月27日 愛西市
記:2,021年11月26日
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