ヤマシギ           チドリ目  シギ科    英名:Eurasian Woodcock            
                                    学名:Scolopax rusticola
        
     全 長   :34cm
   見られる時期:東海地方では冬鳥として11月〜4月
   生息場所   :林・水田・畑・湿地など
   類 似 種  :この地方では特になし
     特 徴    :夕方から夜間にかけて主にミミズを餌として捕食する。 越冬地では単独行動。
            アオシギの生息する環境はヤマシギの生息にも適しているので要注意。
            昼間の行動が少ないせいか人の気配には敏感で気付かれたらまず逃げてしまう。
            
尖った頭や頭上のトラマークなどから識別は容易  雌雄は同色。
            

    アジアからヨーロッパにかけてのユーラシア大陸の中緯度帯で 繁殖し、冬は中国・インド北部・地中海方
   面に渡って越冬する。
    日本では中部地方北部から北海道方面で繁殖し、関東北部から九州方面に移動して越冬する。

    日頃目にする機会はほとんど無いが、歩いていたら足もとから急に飛び立ったとか、これはヤマシギがミミ
   ズを漁った跡だという話は時々聞くので出会いはなくても個体数は思ったより多いかもしれない。  
    こういう場所があるならそっと観察していれば出会いは有りそうだ。


    岐阜県で出合ったヤマシギ。  尖った頭と頭上のトラマークが特徴的。
   アオアシシギと同じ場所にいたが人の気配には敏感で気付いた瞬間に林の中に飛び去ってしまった。  
  従って大勢での観察は避けたほうがよい。 特に先客が観察している場所に後から加わる場合は要注意。  
                       
 2,008年1月19日  岐阜県
           


     最初見付けた時は草むらの中にいてほとんど目立たなかった。 落ち葉の茶色も偶然だろうが良いカモ
    フラージュになっている。  わかりにくいが顔は横向きで嘴が左の方に伸びている。
     気付かれないように観察しながら動くのを待った。
                          
2,009年1月19日  岐阜県
          


     やがて渓流に入り忙しく首を上げ下げしながら餌を探し始めた。   冬の朝は暗くSSが上がらなかった
    のでぶれてしまった。  しばらく観察していたが写真を撮るのに良いポジションを探して動いたのを気取ら
    れて一瞬の間に逃げられてしまった。  当時の観察者は私を含めて2名だった。
                          
 2,008年1月19日  岐阜県
          




     この場所に定期的に現われているのか・・・次の冬も来るのかどうかは定かではないが、もう一度きっちり
    と写真を撮りなおしておきたい。



                            記:2,009年7月13日


                                目次に戻る