ウズラ                   キジ目  キジ科   英名:Japanese Quail      
                                    学名:Coturnix Japonica
 
  絶滅危惧 U類(VU) 絶滅の危機が増大している種    狩猟鳥

   全   長   :20cm前後   ムクドリより小さい
   観察可能時期:本州中部以南では冬鳥  中部以北では繁殖するものもいる。   

   生息場所   :平地から山地の草原・河川敷・農耕地などの草地で草の種子や昆虫などを餌とする。
    特  徴   :雌雄で若干色が違い、♂は赤味が強いが♀は色が淡い。 冬季は色が淡くなる。
             孵化後約20日で飛べるようになり、1年後には性的に熟成して繁殖可能となる。    
   類 似 種   :ミフウズラ 
 
    中国東北部の内陸からオホーツク沿岸にかけての地帯で繁殖し、冬は朝鮮半島以南の中国大陸一帯で越
   冬する。
   
    鶉の卵が食品として販売されているようにお馴染みの鳥。 ペットショップでは1羽1,000円くらいで販売さ
   れていることもある。 日本では鳥獣保護法による狩猟鳥で、狩猟のために繁殖・放鳥したこともあるようだが、
   野生において数が激減しているため環境省は2,007年から5年間捕獲禁止とし、更に2,015年の9月14日
   まで延長した。
    絶滅危惧種が狩猟鳥と言うのは納得のできないことだが、私たちがフィールドで見かける機会は殆どない。
    
     写真の個体は喉に赤味が無く全体的に色が淡いことと、首に半月状の黒い斑があることから♀と見られる。
                     
2,013年4月7日  高槻市の淀川河川敷で撮影
             


    同一個体である。 首から胸にかけて鮮やかな縦斑があるが、このような個体は手持ちの数冊の図鑑では
   見たことがない。  ♂にはこれほど鮮やかな模様はなく、褐色になっている。
                      2,013年4月17日  高槻市淀川河川敷
             




                           記:2,013年4月19日

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