トウゾクカモメ チドリ目 トウゾクカモメ科 英名:Pomarine Skua Pomarine Jaeger
学名:Stercorarius pomarinus
全 長 :48cm 翼開長:130cm
観察可能時期:旅鳥または冬鳥として北海道・本州・伊豆諸島から小笠原諸島にかけての海上沖合いで見られる
が、冬季以外にも観察されることがある。
類 似 種 :クロトウゾクカモメ・シロハラトウゾクカモメ
特 徴 :クロトウゾクカモメ・シロハラトウゾクカモメと比べて一番大きい。
本主成鳥の特徴は尾羽の先端がスプーン状に丸く膨らんでいる点で他種と識別できる。
淡色型と暗色型がある。
ユーラシア大陸から北米大陸の北極圏で繁殖し、非繁殖期には南に下って全世界の海域で見られる。
主として海上で生活するため観察例は苫小牧発着のカーフェリー船上からのものが多い。 天候が荒れると
内湾や港内に入ることがある。
2,010年4月12日に愛知県の愛西市に1羽のトウゾクカモメが飛来。 飛んでいるところを友人が発見して
トウゾクカモメと確認した。 当日は朝から大雨だったので海上が時化て迷い込んできたのだろう。
豊田市のクロトウゾクカモメの時と同じく水田の畦におりてしばらく動かなかったが、飛び立つとケリの激しいモビ
ングを受けていたそうだ。
畦に下りているところを写真に撮ったが当日は激しい雨で夕方でもあったのでシャッタースピードが上がらなかっ
た。 翌日早朝に探しに行ったが姿は見えず、僅か一日の滞在であった。
2,004年5月に弱った状態で豊田市に飛来して1週間ほど滞在したクロトウゾクカモメと違って今回は元気な
状態だったのですぐに立ち去ってしまった。
頭は上が黒く他が白いので淡色型成鳥の夏羽である。 嘴は先の方が黒く先端が鋭く湾曲する。 クロトウゾ
クカモメと酷似しているが、尾羽の先端が丸いことからトウゾクカモメとわかる。
2,010年4月12日 愛西市

鳥との距離がかなりあり、暗かったのでシャッタースピードを上げるためにISO感度を上げたので不鮮明に
なってしまったが、座り込んでいる写真以外は撮れなかった。
2,010年4月12日 愛西市

そーっと車で行った。 かなり距離はあったがやはり気になるらしくこちらを向いている。 胸の辺りに黒い
縦斑が見えている。 目の見えていないのが残念。
2,010年4月12日 愛西市

記:2,010年4月14日
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