タンチョウ         ツル目   ツル科     英名:Red-Crownd Crane,
                                        Japanese Crane    
                                     学名:Grus Japonensis  

  絶滅危惧U類(VU)
   全  長   :140ー150cm
  観察可能時期:北海道の道東地方では周年   東海地方ではごく稀
  生 息 場 所:水田・農耕地・河川・湿原
  類  似  種 :ソデグロヅル

  モンゴル東部から中国東北部のウスリー川流域にかけての地域で繁殖、日本・韓半島・中国の揚子江流域で越
 冬する。  日本では北海道東部で留鳥として繁殖もしている。

  北海道のタンチョウは狩猟などによって釧路湿原で30羽程度まで減少、絶滅が危惧されたが1,952年に地元
 で餌付けが開始され、国も援助するようになってから1,000羽以上に増えた。  しかし、釧路湿原が周辺の開
 発などで乾燥化が進んで面積が減少、生息域が狭められているので将来的には不安がある。
  また、少数のツガイから数を増やしてきたが、渡りの習性を持たないため新しい血の流入がないことから遺伝的
 に偏っているのも絶滅危惧の一因となっている。


  2,010年の1月初旬、犬山市に1羽のタンチョウが飛来し、テレビニュースにも登場するなど大きな話題になっ
 た。  郊外の田園地帯に居ついて水田で餌を探していた。 
                       2,010年2月13日  犬山市
        


        




                            記:2,013年4月24日
                          
                      

                              目次に戻る