シジュウカラガン カモ目 カモ科
絶滅危惧 TA類(CR) ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種
全 長 :約60cm 雌雄同色
見られる時期:冬鳥として10月〜4月 主として北陸以北に少数の冬鳥として飛来。
生息場所 :数羽の集団で飛来し、コハクチョウやマガン・ヒシクイなどと共に行動する。
伊豆沼が定期的な飛来地として少数が越冬する。
類 似 種 :カナダガン ・ヒメシジュウカラガン
特 徴 :亜種カナダガンとの違いは首と同の間に白い輪が入り、嘴が短い。 カナダガンは胸が白い。
ヒメシジュウカラガンとの違いは首の下の白い輪が無いこと。
アリューシャン列島から北米大陸の北部で繁殖し、冬は北米大陸の中部地域に移動して越冬する。
日本は生息地域からも渡りルートからも離れているためごく少数のみが飛来する。
2,007年12月5日に伊豆沼を訪問したときに5羽のシジュカラガンがマガンに混じっているのを観察した。
警戒心の強いマガンに混じっているため近寄れず遠くからの撮影になったのは残念だった。
撮影当時、日本に生息する・日本で見られるシジュウカラガンはこの5羽だけと言われていた。
2,007年12月5日 伊豆沼で撮影
2,017年の年末、そんな珍しいシジュウカラガンが湖北野鳥センター付近に1羽飛来しているのが発見された。
センター前の小島をネグラとし、朝になるとコハクチョウなどに混じって2番穂の田んぼで一日過ごして夕方ネグラ
に戻ってくる。 2番穂をつついたり落ち穂を拾ったりと活発に動いていた。
2,018年1月18日 長浜市湖北町で撮影
コハクチョウの警戒心が薄いので三脚を立てた10名ほどのカメラマンの方にどんどん近付いてくる。 頸と胴の
付け根の白い輪が不鮮明だけど成鳥とみられる。
2時間ほど見ていた間に1度だけ大きく羽ばたいた。 羽の内側の構造がよくわかる。
記:2,018年1月24日
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