サルハマシギ             シギ科    英名:Curlew Sandpiper  
                                    学名:Calidris ferruginea    


   観察頻度   :シギチ観察の環境でも観察の機会は多くない。     
     全 長   :約20cm前後  
   見られる時期:春と秋の渡りシーズンの 4・5月  8月〜10月
   生息場所   :水田・干潟などの水辺
   類 似 種  :ハマシギの冬羽に似るが、嘴の形などから識別は容易
     特 徴    :長くて下に湾曲した嘴。  夏羽は鮮やかなレンガ色。
                        

    シベリア北部で繁殖し、冬は東南アジアからオーストラリアに渡って越冬する。 ヨーロッパ北部で繁殖する個体群
   はアフリカ中南部に渡って越冬する。  日本は渡りのルートから少しずれているらしくなかなか見られない。

                    2,007年5月9日  雲出川河口で撮影の夏羽
        


     汐川干潟入口の紙田川に入ったところで2羽の真っ赤なサルハマシギと出会った。  ほぼ夏羽への換羽が完了
    していると思われるが、衝撃的な色だった。
                     2,007年5月21日  豊橋市汐川干潟
        
    

                  一緒にいたもう1羽。 こちらは上の個体より若干換羽が遅れている。  
                         2,007年5月21日  豊橋市汐川干潟
         


     鈴鹿川派川河口に立ち寄った成鳥。  夏羽への換羽途中である。  キアシシギと比べると一回り小さい。
                    2,009年5月4日  四日市市鈴鹿川派川河口
        


    雲出川河口の五主海岸で撮影した幼鳥。  警戒心が薄くキリアイの幼鳥などと共に足元をちょろちょろと動き回って
   喜ばせてくれた。            2,009年9月13日  津市五主海岸
        


                上と同一個体。   2,009年9月22日  津市五主海岸 
        

   幼羽が見えている第1回夏羽と見られる。
                   2,011年5月10日  四日市市鈴鹿川派川河口  
        



     2,011年5月 愛西市の蓮田に2羽のサルハマシギが立ち寄って大変な人気を集めた。 この時はコシャクシギ
    やアカエリヒレアシシギなどが同時に入ったので蓮田の周辺はごった返していた。
                          2,011年5月14日  愛西市
        


    2,022年4月中旬に愛西市の蓮田に現れたサルハマシギ成鳥夏羽。 撮影は4月20日であったが、この日付で
   これだけ赤くなっている個体は初めてみた。  人気を集めたけど滞在は数日と短かった。
        




                              記:2,015年4月5日


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