オガワコマドリ     ズメ目  ツグミ科  
                                  英名:Bluethroat 
                                  学名:Luscinia svecica
   全   長   :15cm  雌雄で色が異なる
   観察可能時期:冬鳥として全国のどこかで記録があるが稀。
   生 息 場 所:河川敷などの葦原・農耕地などで単独行動。
   類 似 種   :♀はノゴマによく似ているが、胸の青い模様で識別できる。
   特  徴    :胸の青い模様がひときわ目立つ。 

   
   スカンジナビア半島からシベリアにかけてのユーラシア大陸で繁殖し、東南アジアやアフリカ中部などの狭い地域に
  渡って越冬する。
   我が国にはごくまれな冬鳥として渡来して越冬することが有るが、舳倉島などの日本海側の島で観察されることが
  多い。


   何年か前に関東に現れて話題になった。 それまで出会いが無かったけど、現地まで遠かったので残念ながら見
  送った。

   2,016年11月に名古屋市の山崎川で1羽のオガワコマドリが発見された。  
   12月4日に現地に行って初対面。 葦の生えた狭い河原の地上で活動していた。 高い堤防と葦原の間の狭い区
  域に出てくるので上からの撮りおろしとなって撮りにくかった。
                           2,017年12月4日  名古屋市
            

  


   もう少しましな写真を撮りたいと12月8日に撮りなおしに出かけたけど、近くの別の場所に移動していた。ヘドロのよ
  うな汚れた場所で、鳥は美しいのに写真にならなかった。
                           2,017年12月8日  名古屋市
  
            


   2月25日、だいぶきれいになってきたと聞いたので見に行った。 この時は堤防下には現れず対岸からの撮影になった。 
                           2,017年2月25日  名古屋市
  
            


   一応写真が撮れているので存在を忘れていたが、4月の末にまだ滞在しており、夏羽に換羽してとても綺麗と聞いた
  ので5月1日に見に行った。
   時々小雨の降る悪条件の中で数人のカメラマンがいなくなって一人で待っていたら葦の茎にとまった。 白かった喉か
  ら首がきれいなブルーに変わり、首のオレンジ色が鮮やかになっているのを独り占め。  成鳥の♂と見られる。
   オジロビタキのように時々尾羽を立てるのが印象的だった。
                           2,017年5月1日  名古屋市
   
            



   長い時間ではなかったが、止まっている間に美しい声で囀りまで聞かせてくれた。 残念ながら地鳴きは聞かれなかった
  けど、この時期まで滞在しくれたおかげで美しいさえずりを聞くことが出来た。  素晴らしかった!
   この個体は5月4日ごろに北帰したそうで、ぎりぎり間に合ってラッキーだった。
                           2,017年5月1日  名古屋市・山崎川  
 
            



                                 記:2,017年6月 8日
                                   

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