メジロガモ
カモ目 カモ科 英名:Ferruginous Duck
学名:Aythya nyroca
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全 長 :40cm
観察可能時期:迷鳥として冬
生 息 場 所:湖沼・池などでホシハジロと行動を共にする。 海に出ることはない。
類 似 種 :アカハジロ アカハジロの頭部は緑がかっており、腹部に白い部分がある。
特 徴 :頭から胸にかけて艶のある褐色味を帯びており、通常見かけるカモとは趣が異なる。
各種図鑑を見ると♀の写真が殆どないことから♀の飛来は少ないようだ。
♀はアカハジロの♀とよく似ていて嘴の付け根ふきんに赤い斑が有る。
ヨーロッパから中央アジアの中緯度地区で繁殖し、アフリカやインド北部・中国の一部などで越冬する。
日本へは渡りのルートから離れているため迷鳥としてごくたまに単独で飛来する程度。
餌付けを行っている公園に現われた個体は餌付くことが多いそうだ。
写真は2,006年2月に奈良県橿原市の小さな池に降り立ったメジロガモの♂でホシハジロと共に行動
していた。 当日は強風が吹いていたため水面が波立って写真撮影が難しかった。
2,006年3月3日 橿原市で撮影
・
ホシハジロよりやや小さい。
大阪市の長居公園の池で見かけたメジロガモ。 外見はメジロガモだが顔が緑色っぽく、脇が白いこと
からアカハジロの血が混じっていると思われる。 繁殖地の異なるメジロガモとアカハジロのハイブリッド
は面白い存在だ。
2,006年2月5日 大阪市で撮影
2,024年3月7日、東近江市の大同川で撮影したメジロガモの成鳥♂。 背後のヨシガモと比べると
約10pほど小さい。
鳥との距離が有ったため写真は精彩さを欠く。
2,025年1月14日 豊明市の巨大な池で越冬したメジロガモ成鳥♂。 遊歩道に近い場所にいるせい
か観察中この場所から離れることは無く、ほとんど寝ていてたまに頭を上げる程度だった。
脇に白い部分が見えている。 この白い部分は下面全体を覆っているものだが、白さが際立っている
下尾筒には繋がっていない。
記 :2,008年7月18日
2,008年8月17日更新
2,025年1月22日更新
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