クイナ
ツル目 クイナ科
全 長 :約28cm 雌雄同色
見られる時期:東海地方では冬鳥として10月から4月
生息場所 :水辺の葦原 草地 田んぼ
類 似 種 :ヒメクイナ
特 徴 :夏羽・冬羽がある。
中国大陸の東海岸一帯で繁殖し、冬は南アジアや日本に渡って越冬する。 ヨーロッパでも繁殖生息する。
冬季にはかなりの数が渡ってきているのかもしれないけど、この地方でも繁殖しているヒクイナと比べて数が少なく、
警戒心の強さから目にする機会は少ない。
愛西市のレンコン畑の一角に廃棄するレンコンが山のように捨てられていた。 そのレンコンを1羽のクイナが食べに
来ていた。 警戒心は薄くてたくさんの写真が撮れた。 当時でも撮りにくい鳥の一つだったようで所属していた野鳥
グループのメンバーが大勢集まったが、一般的にはほとんど知られていなかった。
下側嘴の赤い色がひときわ印象的である。
2,006年4月8日 愛西市
時期的に夏羽と思うけど、上の嘴が黒いことと体の脇の白い線の付近が茶褐色なのでまだ若いかもしれない。
2,006年4月8日 愛西市
上側の嘴は根元だけ赤くなっているが、図鑑によると成鳥の上側の嘴はもっと赤くなるようだ。 以上3枚は同一個体。
同じく2,006年の4月17日に庄内緑地公園の蒲池でクイナを撮影した。 餌付けされていて警戒心は薄くて撮り放題だった
けど、その前に蓮田でたくさん撮っていたのできちんと撮らなかったのが悔やまれる。
蓮田の個体と比べると上の嘴の赤い色部分は大きく、体側の白い線の辺りの色が成鳥らしく黒くなっている。
2,006年4月17日 庄内緑地公園
その後も出会いは有ったけど写真はほとんど撮れていない。 ヒクイナと生息環境が同じなので一緒にいることが有るけど
警戒心が強いので写真を撮るのはなかなか難しい。
時期的に冬羽に換羽しているとみられる。
2,010年10月25日 愛西市
記:2,018年2月11日
目次に戻る