コクマルガラス
スズメ目 カラス科
英名:Daurian Jackdaw
学名:Corvus dauuricus
全 長 :約33cm 雌雄同色
見られる時期:東海地方では冬鳥として10月〜4月 数は大変少ない
生息場所 :山地や平地の農耕地・草地
類 似 種 :カラス一般
特 徴 :ミヤマガラスの群れに数羽の小さな群れで混じる。 ハシボソガラス・ハシブトガラス・ミヤマガラ
スと比べて二周りくらい小さいので識別しやすい。
全身が真っ黒な暗色型が大部分であるが、淡色型と呼ばれる頭から胸が白い個体が見られるこ
とがある。 淡色型は成鳥で暗色型を幼鳥とする説がある。
中国と周辺部で繁殖し北部のものは南に移動して越冬する。 日本には主に沖縄から九州地方にかけて小数
が渡来して越冬。
東海地方では岐阜県の垂井町から養老町にかけての一帯で小数が見られたけど飛来地は移動する。
淡色型が見られたのはこの10年で1羽のみとごく稀。
2,003年の秋から2,004年の春にかけて3羽のコクマルガラス暗色型が鍋田干拓地で越冬した。 カラス
ということで人気が無く珍鳥であるにもかかわらずバーダーの関心は薄かった。 野鳥カメラマンがまだ少ない
時代でもあったが勿体無い話だ。
このコクマルガラスをデジスコで撮影したがうまく撮れなくて全て没になった。
警戒心が並外れて強いため近寄らせてくれず、車中からでも写真撮影は困難で写真はほとんど撮れていな
かった。 写真は暗色型で後ろのハシボソガラスと比べるとかなり小さいのがわかる。
2,007年12月26日 岐阜県垂井町
この年はこの10年で初めて淡色型が1羽飛来し、暗色型と共に越冬した。
以下、2,007年12月26日 垂井町
2,008年1月18日 岐阜県垂井町 上と同一個体。
記:2,011年12月20日
2,023年 2月20日 改定
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