コホオアカ   スズメ目  ホオジロ科    英名:Little Bunting
                                  学名:Enberiza pusilla

     全  長  :13p
   見られる時期:まれな冬鳥として10月〜5月
    生息場所  :平地の草地・農耕地・川原の葦原  地上で採食する地上性
    類 似 種 :ホオアカ  カシラダカ(わき腹にコホオアカのような黒の縦斑は無い)
    特   徴  :雌雄同色  頭央線が顕著で白いアイリングがある。  ホオアカと違って眉斑が目立つ。
            ホオの赤い部分を明瞭な黒線が縁取るのが特徴的。

   ホオアカが日本で繁殖する留鳥なのに対してコホオアカはスカンジナビア半島からロシア東部のシベリアにいたる
  北緯60度から65度にかけての地域で繁殖し、冬はチベットから中国の南部に渡って越冬する。 
  日本は渡りのルートから外れるので稀に観測されるのみ。  南西諸島では観察例が多い。



   2種類を並べてみると違いは顕著。  左はコホオアカで右がホオアカ。  コホオアカは頭側線が黒く、頬の赤い
  部分の黒い縁取りが明瞭。  ホオアカともども警戒心は比較的薄く、ゆっくりと近寄れば安全距離はかなり短く10m
  くらいまで近寄れた。 
                            2,011年2月16日  大阪市  冬羽

           


                       上と同一個体。  2,011年2月16日  大阪市
           

            
  葦原に隠れて休み、空腹になると草原に降りてヒバリやホオアカに混じって草の実をついばんでいた。  上と同一個体。
                            2,011年2月16日  大阪市
   
           


                  丸い草の実をくわえている。  2,011年2月16日  大阪市
            


       愛西市の池際で越冬したコホオアカ。 出が悪く観察できる場所が狭かったので存在は公開されなかった。 
                           2,013年4月12日  愛西市
  
            


                      上と同一個体。  2,013年4月12日  愛西市   
            






                                記:2,011年3月1日
                                  2,015年4月8日 追記

                        


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