カナダヅル                ツル目  ツル科   英名:Sandhill Crane      
                                              学名:Grus Canadensis
   
   出現頻度   :毎年15,000羽前後のツルが飛来して越冬する出水市でのカナダヅルは多いと10羽を超える
             こともあるが、通常は10羽以下と少ない。  他の地域では稀な冬鳥。
   全   長   :95〜100cm前後    翼開長:175〜200cm
   観察可能時期:冬鳥として11月〜3月頃まで   

   生息場所   :水田や畑などの農耕地
    特  徴   :雌雄同色。 淡い灰青色でカーキ色の毛がところどころに混じる。  額は赤色。      
   類 似 種   :マナヅル・ナベヅル 
 
    ユーラシア大陸・北米大陸北部に挟まれたベーリング海周辺で繁殖し、冬は北米大陸の南部に渡って越冬する。
   

    写真は掛川市の荒く起こされた田んぼを餌場とし、1羽のナベヅルの幼鳥とともに越冬している2羽のカナダヅ
   ル成鳥である。  撮影距離は4〜50mくらいで、15人ほどのカメラマンを時々気にしながらも強く警戒する様子
   はなかった。  もう少し寄って欲しかったけど安全距離はきっちり守ってそれ以上に近付くことはなかった。 
 
                         2,015年2月6日  掛川市

         



                         2,015年2月6日  掛川市
         

   
    2羽のカナダヅルと1羽のナベヅルが同年2月22日に滋賀県の高島市で目撃されている。 写真の2羽の
   その後の動向はしらないけど、組み合わせが同じなのでこの子たちかもしれない。


    2,022年11月18日、滋賀県守山市で2羽のカナダヅル成鳥が発見された。  12月16日に写真を撮りに
   行って無事に出会うkとが出来た。 2羽は琵琶湖大橋に近い稲田で餌を探していたが、田んぼが大きかった
   ので鳥たちまでの距離は遠かった。
      
          

   どれくらい滞在するのか気になったけど、二日後の18日の朝は確認されたものの昼頃にはいなくなったそうで、
  滞在は約1ヶ月と短かった。 12月25日現在戻ってきているとの話は聞いておらず、私は極めて際どいタイミング
  での出会いであったようだ。
    
          
     
             
   その後、年明けにまた戻ってきているとの情報を頂いたのでこの地で越冬したようだ。



                               記:2,015年 2月 9日
                                 2,022年12月26日記

                                  目次に戻る