ハマヒバリ     スズメ目  ヒバリ科  
                               英名:Shore Lark    Homed Lark
                                学名:Eremophila alpestris 
    全    長  :16cm  
    観察可能時期:
な冬鳥として10月〜4月
    生 息 場 所:海岸の砂浜・草地・農耕地・埋立地など
    類 似 種   :ヒバリ    頬が黒く顔が黄色味を帯びているので間違うことはない。
    特   徴   :雌雄同色  共に後頭部に角状の冠羽があるというが図鑑ではっきり写し出されているものは
              なかなか見付からなかった。
              この角は12月に石川県で撮影された個体には立派に生えていたので夏羽に出るという訳で
              は無さそうで、生長に連れて目立ってくるということは考えられる。
              あるいは個体差によるものかもしれないが詳細は調べが付かなかった。

              ハマヒバリの名前が示すように海辺で観察されることが多いようだが、2,006年の2月には野辺
             山高原に滞在した記録が残されている。 


    日本の近くではユーラシア大陸中緯度で繁殖生息・北の方で繁殖するものは冬季は南に渡るが、あまり渡りをし
   ないので日本への飛来は少ない。

   1,977年から1,978年にかけてあちこちに現われたそうだが、ネットで調べると過去の記録は少なく、
  2,006年から2,007年にかけて三重県に現われたときのものが大部分だった。
  
2,001年2月千葉県の江戸川河川敷  2,002年12月沖縄県  2,006年2月野辺山高原 
  2,006年11月福井県あわら市  2,006年12月〜2,007年4月三重県津市  2,008年3月北海道 
   
2,000年以降では以上しか見付からなかった。  出現数は少ないようだ。


    以下の写真は三重県津市に出現したハマヒバリで最初の出会いは12月25日だった。 この時は海岸の砂浜に
   いて見付けるのはなかなか難しく、見られなかった人もいたようだ。
                            
 2,006年12月25日 津市   
          


     2回目の訪問は2,007年1月11日、3回目は3月19日でこの写真は3月19日のときのものである。 12月の
    写真と比べて頬の黒と顔の黄色が心持濃くなっている。
                            
2,007年3月19日  津市  
         


    角が生えてくるのを楽しみにまっていたがなかなか目立ってこなくてつるりとした感じだったが、この写真をよく見る
   と左の頭に僅かに突出した毛が見えている。 多分、これが角で生長するに連れて伸びるものと思うが、成鳥とされ
   ている写真でもまったく見られないものがあるので何とも言えない。
                        2,007年3月19日津市   
         


      3月28日に撮影した最後の写真。  夏羽への換羽が進んでいる時期で12月の写真と比べて頬の黒と黄色
     が濃くなっている。
      現地には5回行って1回は空振り。 あとの4回でたくさん写真を撮ったが、MFで撮っている私にはピントが合
     いにくくて撮りづらかった。
                         
2,007年3月28日  津市  
         
     


  

                                記:2,008年8月5日 

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