オーシャンの鳥見日記

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2,004年〜2,023年   
赤字の鳥はサイト初出ですが、
ライファーとは限りません


2,023年 

9月25日(月)  大爆発の明神の森のタカ渡り

 昨日の白樺峠の記録を見たら今季初めてサシバが4、383羽と大爆発。 今日はこちらにやってくると期

待して明神の森に8時過ぎに到着した。 様子を聞くまでもなく次々と飛んでいて朝からすでに100羽くらい

飛んでいるとの事だった。 カウントの邪魔をしないようカメラをセット。

 それからが大変だった。 山の東側で20羽・30羽・40羽のタカ柱が次々と立つ。 反対側の伊吹山の

方を見ている人から60羽・70羽と数えている声が聞こえてくる。 記録係は大変だ。

 タカ柱が途絶えても次から次へと大集団・小集団が渡ってゆく。 「すげえな〜!」という声があちこちから

聞こえてくる。 結局 昼までに約1,900羽をカウントし、少なくなった午後からも合わせると3時までに

サシバ・ハチクマ・ノスリ・ツミを合わせて
2、040羽となった。 到着前から飛んでいたので私が見たのは

午前中だけで1,800羽くらいになる。 4時間で1,800羽見るということはこういう事かとよくわかった。

 明神の森には20年通ったけど2,000羽超えは初めての事だった。

 今日はタカk探しには参加したけどカウントには参加しなかった。 大勢でカウントすると混乱が起きるの

で集約したほうが良いからで、私はタカ探しと識別を楽しんだ。  昼が近付くにしたがって気温が上がって

タカたちは高度を上げた。
  
 で、明日はどうなるだろうと白樺峠の今日のカウント数を見たらサシバ213羽でその他を合わせると375

羽となっていた。 明日の明神の森は少なくなりそうだし、今日の新潟も少なかったから次の爆発はもう

数日先になるだろう。 


2,022年


9月30日(金)  再び明神の森へ

 白樺峠の昨日までの記録を見たら例年より4,000羽少ない。 今日は天気が良いので溜まっているタカが

一斉に飛ぶ・・・そう期待して再び明神の森に行った。 到着は9時半で先客は二人だけ。

 空にはあちこち雲がかかって陽射しが少なく、空気に水分が多くて見通しは全く悪い。 いつもは見えている

金華山は全く見えず、目の下の新幹線や相川も見えないくらい条件は悪かった。


 7〜8羽の集団が時々飛んでくるけどタカ柱が出来るほどでもない。 それでもぼつぼつ飛んでいたけど、

11時を過ぎたら時々ノスリが通り過ぎてゆくだけでまったく期待外れのサシバ約70羽・ハチクマ90羽・ノスリ

40羽弱とトータルで
240羽と先日の半分だった。 

 後から来た人たちとも意見交換したら、白樺峠でもカウント地点から見えない所をたくさん飛んでいるとの

こと。 今日は少なかったのは陽が射さなかったので視界の悪い低い所を通り過ぎたかもしれない。

 などなどの意見が出た。

 カウント数は少なくてもタカはちゃんと季節に従って飛んでいる・・・今日は最後の方は単独で飛んで行くノス

リばかりになった。 これからはノスリが主になる。


9月25日(日)  明神の森のタカ渡り

 台風が連続して通過、溜まっているタカが一斉に飛ぶと期待して明神の森へ。 1時間以上掛かる山の上

に行くのは飛んでいるタカをきちんと識別したいから・・・という事でもう20年近く通っているけど、年に1度か

2度では何年行っても1年生のまま。 事前に勉強してゆくんだけどな〜!

 現地到着は8時過ぎ、晴れてくるとの予報だったけど曇っていて到着時は0羽。 多分10時頃から飛び始め

るだろうと予想していた通り、10時少し前からぼつぼつ出始めてやがて陽が射して上昇気流が出来ると11時

までの1時間はカウントもままならぬパニック状態になった。 

 通常は昼過ぎには終わっていたけど午後からも団体が通過して賑やかだった。 

 午後2時には暑さに耐えられず山を降りたけど、たくさん飛んだ割にはサシバ260羽・ハチクマ90羽・その他

を合わせて
400羽弱と少なかった。 昨年は990羽でこの時は忙しかった。

 今日はハチクマを集中的に撮った。 

 
 ミサゴ  ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  アオバト  キジバト  アマツバメ  イワツバメ

  ヒヨドリ  ヤマガラ  カケス 
      以上合計13種類


5月10日(火)  宇陀市のヤマセミ

 駐車場からヤマセミの写真が撮れるという事で大人気となっている宇陀市の公園に様子を見に行ってみた。 

 そろそろ子育てが始まっているので近くで営巣していれば餌取りが見られるはずだった。 そして6月7月には

可愛い幼鳥の姿も・・・。

 しかし、現地について先客さんに様子を聞いたら朝の6時頃に通過しただけで今日は可能性が無いとの事。

 よくよく話を聞いてみたら2週間前に♀にアクシデントが起きて落鳥したので♂が時々通過するだけ。

 真偽のほどは知れないがオオタカに襲われたとも・・・。


 お隣の人は昨日の10時頃に短時間目の前の木に止まっているのが見られたけど、やは♂しかいないという話

を聞いたそうだ。 撮った写真の個体が♂だったか♀だったか聞くのを忘れた。

 帰りの渋滞(東名阪のリニューアル工事による)が心配だったので長くはいなかったけど気配は全くなかった。

 もうカップリングは出来ているだろうから今年の子育ては難しいと思うけど、新しい♀が見付かって遅掛けに繁殖

の可能性もあるかもしれないのでネット情報を忘れずにチェックしたい。

 鳥友さんによると数年前にも♂だけで子育てしたことが有ったそうなので来年に期待しよう。

 
  これは以前の7月6日に別の場所で撮った幼鳥。 6月7月にはこんな写真が撮れると期待していたのに・・・。

 この時幼鳥が何羽いたのか確認できなかった。 親からの給餌も見られてとても良かった。
 
       




2,021年


11月29日(月)  高松海岸

 先日鈴鹿市の池巡りをした帰りに高松に寄ってみたらミヤコドリが来ていたのでカモメを見がてら行ってみた。

 午前中は冷たい風が吹いていたので寒かったけど46羽のミヤコドリを観察。 潮と光線が合わなかったので逆光

気味であったけど割と近くや群舞などを撮ることができ、その中にT7のフラッグの付いた個体がいた。

 カモメはウミネコ・ユリカモメが大部分で大型カモメは数羽だけでセグロカモメかカモメか確認できなかった。

 カモはオナガガモとホシハジロが多くを占めていた。

 
ハジロカイツブリ  カンムリカイツブリ  カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  マガモ  カルガモ  

 コガモ  ヒドリガモ  オナガガモ  ハシビロガモ  ホシハジロ  キンクロハジロ  スズガモ  ウミアイサ

 
チョウゲンボウ(1) オオバン  ミヤコドリ(46)  イソシギ  ユリカモメ  カモメSP  ウミネコ 

 ドバト  ハクセキレイ  ヒヨドリ  
イソヒヨドリ♀(1)  スズメ  ハシボソガラス  ハシブトガラス  

                          以上合計30種類


10月20日(水)  庄内川河口 

 潮が回ってきたので庄内川河口のシギ・チドリを見に行った。 生憎と北西からの強風が吹き荒れて防寒着を着て

いたので寒くは無かったけど、砂は飛んでくるは風に煽られるはで酷いことになった。

 シギたちも強風に吹き倒されそうになりながら夢中になって餌を探していた。 

 こんな状況なので種類は多かったが個体数は少なく、距離が遠かったのでほとんど写真になっていない。

 トウネンは個体数が激減、ハマシギも今日は少なかった。 小型のトウネン類は遠すぎてフィールドスコープで

も識別不能。  逆光になる11時頃にはあまりの強風でシギチはすべていなくなってしまった。 

 
 ハジロコチドリ  シロチドリ  メダイチドリ  ダイゼン  トウネンSP  ハマシギ  オバシギ 

  エリマキシギ  コアオアシシギ  アオアシシギ  ソリハシシギ  オオソリハシシギ  オグロシギ  
                      

9月20日(月)  明神の森タカ渡り

 昨日は白樺峠でたくさん飛んでいるので期待して朝を迎えたものの曇っていた。 晴れ予想になっていたので出掛

けて現地に到着する頃には雲が薄くなっていた。 しかし、9時過ぎから山上にガスが掛かって最悪。

 それでも9時半を過ぎたころから青空が出て次々とサシバ・ハチクマ・ノスリ・ツミなどが姿を現し、30羽から50羽の

タカ柱があちこちに出来て壮観だった。 短いレンズを持っていなかったのでタカ柱は撮れていない。

 これまで、昼過ぎにはパタリと止まってしまうが、今日は2時頃まで次々と通過して3時に山を下りるまでに
990
となった。 風向きのせいで伊吹山側を飛ぶものはいなかった。 

 昨年は9月28日に170羽と惨敗したけど、その翌日に1,063羽飛んでいた。 今年は昨年より渡りが早いようだ。

  ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  クマタカ  キジバト  アオバト(1)  イワツバメ   カケス

  
                            以上10種類


9月7日(月)  賑やかだった内陸シギチ


 内陸シギチの状況を見に行った。 第1ポイントに到達したら農道に複数の車が集まっている。 なにかいるなと

思って探してみたけどアオアシシギやコアオアシシギ・セイタカシギはいたけど特別なものがいるように見えず、各車

からもカメラは出ていなかった。 鳥友さんがいたので聞いてみたら「サルハマシギがいるらしいけど、見付からない」

との事だった。 車が多いので帰りに寄ることにして最終目的地へ。 

 こちらは今期初認のエリマキシギ幼鳥1・ヒバリシギ2・トウネン・コチドリ・タカブシギは30〜40羽くらいだった。

 帰りに第1ポイントによってじっくり探った。 サルハマシギはいなかったけどアオアシシギ・コアオアシシギ・トウネン・

コチドリなどで個体数がとても多かった。 種類は多くないけど個体数が多かったので面白かった。

  
コチドリ トウネン オジロトウネン(1) ヒバリシギ(2) エリマキシギ(幼鳥1) コアオアシシギ アオアシシギ

  ソリハシシギ(1) タカブシギ(50+) セイタカシギ(5)
     以上10種類


8月24日(火)  内陸シギチの状況

 8月8日から雨続きでシギチの渡りが遅れていたが、雨降りが少なくなってきたので内陸のシギチのチェックに行

った。

 そろそろ良いかと思ったけどアオアシシギはおろかタカブシギもコチドリも見付けられなかった。

 今年も休耕田の除草がしてなくて環境が次第に悪くなっている。

 農道でジシギと出会った。 今年4羽目のジシギだけど近付けないまま草むらに消えてしまった。 この時期なので

チュウジシギが入ってきても良いけど、JIZZで
オオジシギと判断した。  チュウジシギは顔が黒っぽく見えるので

タシギがわかれば、その他の識別点と合わせてかなりの確率で識別できると思う。

 諦めて帰りかけたところで稲の間に
ウズラシギの成鳥夏羽1羽をやっと視認。 他にタカブシギ3羽とコチドリ1羽と

寂しかった。 庄内川河口を見るとそこそこ入ってきているようだ。


1月15日(金)  三重県民の森

 あちら方面に用事が有ったので寄ってみた。 雪が残っているかと期待したけど到着時7℃で風も無く暖かかった。

 今日はいつも歩く範囲でルリビタキを4羽見たものの、小鳥の種類は少なくて期待外れ。 

 11月17日にアオジカクロジかと迷った小鳥はアオジだった。 

 マヒワの小さな群れが入っていた。 フウの実にも集まっていないか行ってみたけどいなかった。

 そろそろレンジャクのニュースも入ってきている。

 
キジバト コゲラ  ヒヨドリ  ルリビタキ(4) ジョウビタキ シロハラ  ウグイス エナガ シジュウカラ

 メジロ  アオジ  マヒワ  カワラヒワ  ハシブトガラス       
以上14種類



2,020年



12月29日(火) 高松海岸

 1年ぶりの訪問だけど道路工事が終わって鳥たちが戻ってきている。 以前は渡りの頃にシギチも随分と見られたけど、

潮干狩りの人たちが増えてから立ち寄るシギチはいなくなった。

 今日はミヤコドリが沢山いて52羽カウントした。  あるいはもっといるかもしれない。 三重の海岸の冬の風物詩として

 すっかり定着した。 かなりの数の若鳥が混じっていたので年ごとに増えていくだろう。

 戻ってこないのはズグロカモメだ。  カモメの大部分はユリカモメで僅かなセグロカモメとウミネコしか確認できなかった。

  カンムリカイツブリ  カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  マガモ  カルガモ  コガモ  ヒドリガモ 

  オナガガモ  ホシハジロ  キンクロハジロ  スズガモ  
ミヤコドリ(52)  ウミアイサ  ミサゴ(1)  イソシギ

  オオバン  ユリカモメ  セグロカモメ   ウミネコ  カモメ   ハクセキレイ   ヒヨドリ  
イソヒヨドリ(♂) 

  スズメ  ハシボソガラス  
              以上27種類


11月17日(火)  三重県民の森


 コスモス畑が今年は駄目みたいなので県民の森に行き、手持ちレンズのカメラをぶら下げて冬鳥の入込状態をチェックした。

 シロハラやルリビタキなど一通り揃っていて冬本番の気配だった。

 光線が悪くて写真は難しかった。  開けた地面で餌の草の実を食べていたアオジかクロジ・・・クロジの♀と判断したけど、

あれは長いレンズでもう一度撮り直しておかなければ。  クロジはなかなかいないんだよね。

 声を掛けたらおじいちゃんに付きあってくれた素敵なお嬢さん有難う。  孫娘と一緒のようで楽しかった。

 
コゲラ  ヒヨドリ  ルリビタキ  ジョウビタキ  シロハラ  ツグミ  ウグイス  エナガ  ヤマガラ  メジロ  アオジ   

 ハシボソガラス                    
以上11種類


10月1日(木)  三たび明神の森

 昨日はあちこちでパンデミック的なタカの渡りが見られたようで本当にタイミングが悪い。 朝方まで白樺峠方面は小雨が降っ

ていたようで危惧しながらも3回目の明神の森へ。  桑名の近くでも昨日は良かったらしいが、私が遠くまで出かけるのは数を

たくさん見て識別の目を養いたいから。 

 写真が撮れれば嬉しいけど私の機材ではろくな写真が撮れないのでこちらは諦めている。

 今日は少し遅めの9時半に到着したところ3羽ほど飛んでいて幸先が良かった。 野鳥の会の調査は昨日で終わっていて私

 一人。 そこにもう一人の方が来られて昨日は800羽ほど飛んだけどノスリがほとんどだったとのこと。  そこでノスリ・不明

 種とサシバ・ハチクマ・ツミとはっきり識別できたものとを分けてカウントすることにした。  識別は自分でやらねばならない。

 そして結果はノスリ組
42羽、識別組17羽と完敗だった。  それでも識別できる範囲はしっかり識別したつもり。

 ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  キジバト  イワツバメ  アマツバメ(3)  ヒヨドリ  モズ  エゾビタキ 

 カケス  ハシボソガラス
                  以上20種類


9月28日(月)  明神の森のタカ渡り

 白樺峠の記録が近年は当日夜ではなく、翌日の午前中に出るようになって出かける前の参考にならなくなった。  先ほど昨

日までの白樺峠の記録を見たら昨年トータルの半分くらいにしかなっていないのでたくさん飛ぶはずが昨日は568羽と少なかっ

た。 晴天が続いたので昨日が良く、今日はもう遅いかと思いながら出かけてみたが昨日は155羽と少なく、今日も山を下りた

13時半ころまでにたったの
175羽と今日も惨敗だった。 

 渡り全体がくるっているような感じ・・・猪子山と岩間山が今年は新型コロナのため記録を公表していないのでそちらでのチェッ

クもできなくなっている。  ばらけているのだろうが、タカたちはいったいどこを飛んでいるのだろう。  不思議なことだが、幼鳥

の多い伊良湖岬が近年不調なのと併せて考えると個体数の減少も有るかもしれない。  そんなことになりませんように。

 今日は13時頃にクマタカが目の前を飛び、通り過ぎたらもう1羽が別ルートから寄り添っていった。 昨年は蛇をくわえたクマタ

カが目の前を飛び、2年続けて嬉しい出会いとなった。  

  
ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  クマタカ  ハヤブサ(2)  キジバト  アオバト(2)  アカゲラ 

  イワツバメ  ヒヨドリ  モズ  ウグイス  エゾビタキ  ヤマガラ  シジュウカラ  メジロ  カワラヒワ  カケス

  ハシボソガラス
                             以上20種類


9月21日(月)  明神の森のタカ渡り


 白樺峠の昨日の記録を見ると238羽・一昨日が352羽と例年と比べて渡りが遅れている。  今日は期待が薄いと思いながら

も出かけてみたが危惧した通り数が少なかった。  西風が強いのでタカたちははるか上空をパラパラと通過。  風が強いのに

午前中は東側の市街地上空が霞んでいて見通しが効かなかった。  市街地の上も飛んでいたはずである。

 山を下りる13時半ころまでに通過したのはハチクマを中心に
170羽に満たず、目の前を通過したものもいたが写真は撮れな

かった。

 今日は抜けるような青空で上空見にくく、岐阜支部の皆さんが見付けてもなかなか視認出来なかった。 視力が落ちたのかと

思ったけど30m位離れた木でコサメビタキがちょろちょろ動いているのは良く見えた。  鷹が高すぎたのだろな〜。

 昨年の9月25日の項に約300羽と書いているが、今日頂戴した昨年の記録一覧表を見たら698羽になっていた。 私が山を

下りてからカウントを終えた17時までに400羽近くが通過している。  その前の20日は午後からほとんど数が増えていない。

 日によって午後にもたくさん飛ぶことが有る。

  カワウの群れ  ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  キジバト  イワツバメ  ヒヨドリ  ヤマガラ   カケス 

  コサメビタキ 
                   以上
12種類    

  番外  鹿  アサギマダラ  モンキアゲハ  ツマグロヒョウモン  ヤンマ  赤とんぼ  


9月12日(土)  内陸シギチ

 20年来観察を続けてきたMFが夜中の大雨と日中の猛暑のせいか、シギチがほとんどいないので内陸を見に行った。
 稲穂が伸びて分ケツも進んでいるので田んぼは見にくくなったのはあるけど、除草の出来ていない休耕田が多く、ここには必ず
何かがいる・・・はずの場所にもいるのはケリだけだった。 
チュウサギ・アマサギはまだいる。 
 その他にはシギチの入れそうな休耕田が散見されたけどアオアシシギどころかタカブシギもほとんど姿が見えない。
 見られたのは、
コアオアシシギ(1)  タカブシギ(1)  クサシギ(1) だけだった。 


8月28日(金)  内陸シギチ 

 しばらく前のこと・・・8月の初めの頃だったと思うけど「愛西市でエンジンをかけて止まっていた車の中で熱中症の人がぐったりして
いた」と新聞で読んで鳥見は暫くお休みにした。 年式にもよるけど止まっているときはエンジンの回転数が低いので冷房が効きにくい。

 今日は二日続きの雨と言うことで内陸のシギチのチェックに行った。 日照り続きだったのでいつもの場所は水が少なくてシギチは
少なく、
アオアシシギ合計4羽、タカブシギは20羽近くいたと思うけど期待した小型系はコチドリだけ。 ムナグロが合計で9羽到着
していたのでカメラを向けていたらファインダーの片隅に
ツバメチドリがいるのに気付いた。  浅い田んぼの水草に隠れている。
 一度飛んだので田んぼから出ると期待したけどまた元の場所に戻ってしまい、よそを回って戻ってきたら畔に乗っていた。
 距離が40mと遠かったけど一度落ち着いてしまうと動かないので暑さもあってその場を離れた。
 
タシギが沢山戻ってきている。  今日見たジシギは全てタシギだった。


8月11日(火)  城南

 城南は稲刈りが始まって間もなくお終い。  今日の暑さは半端じゃなく、市内より2℃くらい低いとはいえクーラーをガンガン効かせ
ていないと鳥見も辛い。 
  コチドリは10羽くらいと少なく、他にはキアシシギが4羽と低調だった。  今年はまだタマシギを見ておらず、幻になりつつある。
 ツバメのネグラ入りを見にもう一度行きたいけど、夜になっても30℃では暑さに負ける。


8月8日(土)  内陸シギチ

 前回から5日目。 前回17羽をカウントしたタカブシギは5羽だけ。  アオアシシギは11羽で増えていたけど他にはコチドリだけ。
 薄曇りで少しはましだったけどこの時期の探鳥は暑くてつらい。 でも、時々状況だけは見ておかないと。
 1羽だけではあるがジシギが飛ぶのを見たけど、種類は確認できなかった。  この時期には必ずジシギを見たものだけど、最近は
畔の雑草を刈らずに除草剤を散布するのでオオジシギなどの餌になる昆虫がいなくなって稀になってきた。  残念であるが農家さんの
ご苦労を思うと仕方ないか。


8月3日(月)  内陸シギチの状況
 そろそろ繁殖を終えたシギチが戻って来る頃なので状況を見に行った。  オープンウォーターの数や場所のチェックも兼ねる。
 昨年セイタカシギのファミリーが滞在した田んぼが今年も水を溜めてくれていて
アオアシシギ2羽とムナグロが1羽いた。
 北の方に行くとアオアシシギが先ほどの2羽を加えて合計8羽。  
クサシギ1羽にタカブシギが17羽もいた。  今年の動き出しは早い
ようだ。 
コチドリが少なくなっているけど今日は10羽近く確認できた。


1月30日(木)  三重県民の森

 昨年の2月以来1年ぶりの訪問。 遠いわけじゃないのに以前ほど足が向かなくなった。  今年は冬の小鳥が少ないのであまり
期待していなかったけど、バーダーさんたちはけっこう多くてルリビタキは3〜4羽。 トラツグミは2羽、マヒワがいるなど教えてもらって
期待が膨らんだ。
 お目当てのミヤマホオジロを期待したけど姿はなく、ルリビタキは♀を1羽しか見られなかった。
 マヒワは20羽くらいの群がいたけど、樹高20mは有りそうな高木の上で写真は厳しかった。 
 その他、歩いていると種類を確かめる前に飛んでしまう小鳥がけっこうたくさんおり、ゆっくり歩くと良い出会いがありそうだった。
 また歩いてみたい。 
 
カワウ  トビ  オオタカ  コゲラ  ヒヨドリ  ルリビタキ  ジョウビタキ  シロハラ  ツグミ  ウグイス  エナガ 
 ヤマガラ  シジュウカラ  メジロ  
アトリ  マヒワ  ハシブトガラス  以上18種類


1月24日(金)  三重の海

 白塚漁港から安濃川河口・雲出川河口にかけての海岸には以前はよく行ったけど、最近は特に見るものが無ければ行かなくなった。
 それでも一冬に1回は行っておきたいし、ミミカイツブリが気になるのでカモたちの入込状況チェックを兼ねて見に行った。
 白塚海岸はカモメが少なく、ミユビシギやハマシギもおらず、海に浮いているのはスズガモばかりだった。  ミミカイツブリは2羽確認。
 安濃川河口は干潮という事もあってカモは驚くほど少なく、海上にもほとんどいなかった。 ここも他と一緒。
 ミヤコドリは四日市市の高松海岸に集まっている感じ。
 雲出川河口もカモは少なく、コクガンは8羽いたけど干潮で写真距離の向こうだった。  写真を撮るなら満潮時の方が近いだろう。
 コクガンは安濃川河口に入っていたころは近くで撮れたけど、雲出川に行ってからは厳しくなった。
 ボラ池は空っぽ。  三渡川河口は普通種カモがたくさん集まっていたけど、遠くて1羽づつ見る気にならなかった。
 帰りに鈴鹿の海岸でビロードキンクロの写真を撮った。  近くても150m向こうと遠かったのでファインダーの中では♂・♀の区別が
つかないくらい見にくかった。 雲が切れて日が射してきてからは多少良くなったかもしれない。
 クロガモの♂が1羽だけ混じっていたけどやはり遠かった。  この冬はどこに行っても鳥がいない。


1月15日(水)  両ヶ池

 久々に両ヶ池を覗いてみた。 下の池は昨年から続いている堤防の工事が終わっていなくてからっぽ。 葦のような背の高い草が
一面を覆っていた。
 上の池は満水であったけどカモは驚くほど少なくパラパラと50羽程度。 池の周りを歩いてみたけど小鳥の姿はほとんどなし。
 池の名物のミコアイサは♂だけでも4羽いてまずまずだった。

 続いて菰野町のレンジャクポイントに寄って見たけど姿なし。  以前、レンジャクが渡るのは2月の末から3月上旬ということが多
かったけど、今年は1月上旬に四日市で見られたそうで、最近は渡りの時期を掴めなくなった
 養老町にもレンジャクポイントがあって2月末から3月上旬によく見られたけど、いつごろからか見られなくなった。

 北西中央公園にも回ってみたけど、上の池の水門工事とかで水が抜かれていて下の池に僅かばかりのヒドリガモなどがいるだけ
で、小鳥たちもほとんどいなかった。 今年は異常だ!






2,019年 
 


12月9日(月
  高松海岸
  霞4号線の建設工事が終わって干潟に静寂が戻ってきた。 冷たい風が吹いて指先まで痺れたけど、風が弱くなって次第に温かく
 なってきた。 ミヤコドリの越冬地として三重の海岸が定着してきており、今日は30羽くらい数えられたけど散らばっているものもいて
 正確な数はわからなかった。
  ズグロカモメを期待した。 行動のパターンはわかっていて、遠くからそれらしい飛び方をしているものがいたので近くに行ってみた
 けどユリカモメでズグロカモメは確認できなかった。
  道路工事が終わって自動車道の下の海岸道路に数十台の駐車場が出来、海岸に出るのが便利になった。  現在は海岸道路の
 天ヶ須賀側で工事が行われていてそちらからは入れないので下り線の朝明大橋南側交差点を左折して入ることになる。
  それにしてもこの貴重な干潟をよく残してくれたもの・・・そのうちに渡りのシーズンにはシギチも見られるものと期待する。

カンムリカイツブリ  ハジロカイツブリ  カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  マガモ  カルガモ  コガモ  ヒドリガモ
オナガガモ  ハシビロガモ  ホシハジロ  キンクロハジロ  スズガモ  ウミアイサ  ミサゴ(1)
 オオバン  ユリカモメ 
ミヤコドリ(約30)  セグロカモメ   ウミネコ  カモメ   ハクセキレイ   ヒヨドリ  
イソヒヨドリ(♂)  スズメ 
ハシボソガラス  
                          以上28種類



11月9日(木)  冬の小鳥はまだかな
 この時期になるとコスモス畑に一緒に植えてあるヒマワリの種を食べにマヒワやアトリが群をつくってやってきていた。 今年も
・・・と期待して行ってみたけどカワラヒワだけで見られなくなって数年経つ。
 ならばと県民の森に行ってみたけど渡りの季節ならともかく、今日は小鳥たちは何もいなかった。 考えてみれば地球温暖化の
影響で山にはまだ餌になる実がたくさんあるので降りてくるはずが無い。

 帰りに北勢中央公園に寄った。 普段は週末でも人は少ないのに駐車場には車が多くとまっていた。 スピーカーで流している
声が聞こえてきて何かイベントやっているらしい。  行ってみたら歌のグループやフリマの店が出ていたけど人は少なかった。
 池の北側地区の整備が終わって解放されていたが、芝生の広場が広がっているだけで人はまばら。
 大金をかけて無駄なものを作ったものだ。  どうせなら桜を植えて春だけでも人が寄るようにすればいいのに・・・。
 
 池沿いを歩いていたらヌルデの木から実がぶら下がっていたので種を取り、下に落ちている種をしゃがんで見ていたら声をかけ
られた。 「お爺さん何をしてるの」 確かにジジイに違いないけど人からお爺さんと呼びかけられたのは初めてだ。 しかも
同年配のご婦人。  野鳥や木の実・蝶のことなどいろいろと蘊蓄を垂れてやったら「ご主人さん」と呼び方が変わった。 にゃろめ!


9月25日(水)  天高く、鷹も高く
 悪天候の3連休が明けて天候も回復。  今日は溜まっているタカが飛ぶ・・・と思って20日より少し早めに出掛けてみた。
 現地到着は8時だけど先客さんたちは手持無沙汰。  20日と違って西風が強かった影響もあるかもしれないが、20日より
100羽近く少ない約300羽。  目の良いご婦人の活躍が無ければここまで行かなかったかもしれない。
 快晴で雲が少なく、西風が強くて見ている東側に上昇気流が無いこともあるなど条件は悪かった。  
  目の前を蛇をぶら下げたクマタカが飛んでくれたのはラッキーだった。
 昼前にはぱったり止まってしまったので12時過ぎに山を下りてアメリカウズラシギに会ってきた。 
 山の上は寒いくらい強い西風が吹いていた。 
  ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  クマタカ(2)  チゴハヤブサ  キジバト  ヒヨドリ  ヤマガラ 
  カケス  カラスsp
              以上
12種類    


9月20日(金)  明神の森のタカ渡り
 3連休は天気が崩れるとの予報。  前半のハイライトを見るなら今日・・・と出掛けた。  8時10分頃現地に到着すると早くも
ざわめいていた。 先着の人たちに挨拶してカメラを出していると近くを次々とサシバやハチクマが通っていって感が当たった。
 切れめなく飛んで10時半頃までに220羽が通過。  居着きのクマタカが4羽も姿を見せ、比較的近くを飛ぶも私のカメラ機材
ではピントも解像度も証拠程度にしか撮れなかった。
 10時半以降は白樺峠組が到着して20羽くらいの集団が時々通過してタカ柱が出来るも次第に高くなっていった。 12時頃に
はサシバが300羽弱、ハチクマが100羽弱とその他を併せて約400羽だった。  これだけ見られればまずまずだ。
 昼頃には止まってしまったので12時半に山を下りた。  山の上は涼しかったけど、林道がデコボコで通りにくかった。
 3連休が終わって天候が回復したらもう一度出かけるつもり。  伊良湖は遠いので今年も見送るかもしれない。
 
ミサゴ  ハチクマ  トビ  ツミ  ノスリ  サシバ  クマタカ(4)  キジバト  アオバト  アマツバメ(7) 
 ヒヨドリ  ヤマガラ  カケス  カラスsp
           以上14種類   


9月8日(日)  危険な暑さ
 先日の雷雨で田んぼの水が増えているのを期待して内陸シギチの入込状況をチェックしに行ったけど、ほとんど降らなかっ
たのか増えていなかった。  セイタカシギの集まっていた田んぼは草が生えてきてセイタカシギは1羽だけ。
 今年は休耕田の除草がほとんどされておらず、シギチ環境は悪化の一方で入れるところが限定されてきた。 残念だ。 
 今日はたくさんいたタカブシギが1羽だけ、小型が3羽いたので見たらトウネン幼鳥だった。 アオアシシギも少なくただただ
暑さに喘ぐ鳥見だった。 
 
コチドリ  トウネン(3)  エリマキシギ(幼鳥1)  アオアシシギ(3)  クサシギ(3)  タシギ(1)  タカブシギ(1) 
 セイタカシギ(1)                
以上種類


9月4日(水)  内陸シギチ
 シギチの渡りは日替わり・時間替わりで数や種類が変わる。  中三日たったので状況をチェックに行ったけど、雨が降らな
かったので田んぼの水が減り、同じ田んぼに10羽もいたセイタカシギや5羽のコアオアシシギが消えていた。 雨が降ればまた
戻ってくる可能性はある。
 オグロシギもおらずたくさんいたタカブシギも今日は少なかった。  エリマキシギはオグロのいた田んぼに移っていたけど向こ
う側で遠かった。  鳥見の車が他に2台いて3台が順番に一度入れ替わったものの、次の回で1台が場所を占拠。
 動きそうにないので別の道を通ってみたら先ほどのエリマキシギがこちらに移動してきていた。 幼羽に擦れのないとても美しい
幼鳥だった。
コチドリ  エリマキシギ(幼鳥1)  コアオアシシギ(1)  アオアシシギ(4)  イソシギ(1)  タシギ(1)  タカブシギ(約10)
                               
 以上種類


8月31日(土)  内陸のシギチ
 26日に見に行った時は見るものが無かったけど今日は豪華だった。 
 いつもの場所を回るも休耕田が除草されていなくてアオアシシギが2羽とタカブシギがパラパラだったので捜索範囲を広げたら
オグロシギの幼鳥が2羽いた。 その前には隠れているコアオアシシギとアオアシシギもそれぞれ1羽づつ。  オグロシギと一緒
にアオアシシギが多い時で6羽にセイタカシギも4羽と賑やかだった。 
 タカブシギは稲の間に20羽以上とクサシギも数羽隠れており、その中にエリマキシギの幼鳥も1羽混じっていた。 じっくり見れ
ば他にも何かいそうだったけど、オグロシギ狙いの車の邪魔になるのでゆっくりできなかった。

 来るときにセイタカシギがいた田んぼに前よりたくさんのセイタカシギがいるのを横目で見ながら通過したので帰りに寄った。
 合計で10羽のセイタカシギと5羽のコアオアシシギ。  コアオアシシギの換羽が始まっていたので近くで撮りたかったけど、後か
ら来た人が外に出て三脚を立てた。  それまで車の前まで来ていたセイタカシギに緊張が走り、みんな遠くに行ってしまった。
 車の中から撮れるときは外に出るな!
 
コチドリ(たくさん) ムナグロ(1) エリマキシギ(幼鳥1)  コアオアシシギ(6) アオアシシギ(9) クサシギ(4) 
 イソシギ(2)  タシギ(2)  タカブシギ(20以上) 
 オグロシギ(幼鳥2)  セイタカシギ(14) 
                                 
以上11種類


8月24日(土)  三河の海
 話題になっているカモメ・・・夏羽の写真は有るけど冬羽はないのでやはり見ておきたいと出掛けてみた。  行動のパターンが
わかっていなかったので到着時は潮が高くてカモメの姿は無くて途方に暮れたけど、見せていただいた写真は干潟で撮影されて
いるのを思い出して潮が引くのを待ち、夕方の4時過ぎに無事にゲットできた。 
 ユリカモメが降りてきた・・・と思ったら探していたカモメだった。  これで夏羽・冬羽(換羽中と思うけど)をゲットした。 
 写真は図鑑に掲載。

 久しぶりの三河の海だった。  最近はご無沙汰していたが、走り回っていた頃を思い出しながらシギチを探して回った。
 観察したのは以下(シギチのみ)   
 
シロチドリ  ダイゼン  キョウジョシギ(1)  キアシシギ  イソシギ  ソリハシシギ(3)  ダイシャクシギ(1)  
 
チュウシャクシギ(1)    8種類のみ  少ないな〜


8月21日(水)  内陸シギチの動向
 向かっている途中で鳥友さんとばったり。  ヒバリシギがいたとのことでおおよその場所を教えていただいて無事に写真が撮れた。
 夏羽から冬羽に換羽中の成鳥で残っている夏羽はボロボロになっていた。 
 最近は年に一度の出会いがやっとのタマシギ・・・♀だけ1羽でぼーっとしていた。
 アオアシシギは1羽しかおらず、タカブシギは1羽も見られなかったけどコアオアシシギが2羽入っており、5羽のセイタカシギの
ファミリーと同じ田んぼで忙しく餌を探していた。  ムナグロ2羽は17日に見たのと同じ個体かも。
 種類も数も少ないけど気分的には満足だった。 
 コチドリ  ムナグロ(2)  ヒバリシギ(成鳥1) アオアシシギ(1) コアオアシシギ(2) セイタカシギ(成鳥2・幼鳥3)  


8月17日(日)  内陸シギチ
 台風が通過して雨が降ったので内陸シギチのチェックに行った。  タカブシギ・アオアシシギ・セイタカシギくらいで種類はすくな
かったけどこれからしばらくは目が離せない。
 水の入った休耕田は雨が降らなくても水が入れられているところが有った。
 
コチドリ  ムナグロ(2)  アオアシシギ(5)  タカブシギ(7)  セイタカシギ(成鳥2・幼鳥1)  ジシギSP(1)  


8月10日(土)  内陸シギチ
 もう2週間も雨が降って無いので期待できなよいな〜・・・と思った通り、休耕田の水は少なくてアオアシシギ1羽とタカブシギを3羽。
 コチドリ数羽と思った通りだった。  あまりにも暑かったので早々に逃げ帰った。
 今日はツクツクボウシの鳴き声をこの夏初めて聞いた。 季節は確実に進んでいる。


8月2日(金)  内陸シギチの動向
 内陸シギチの動向を、環境のチェックを兼ねて見に行った。  梅雨明けから今日で5日間雨がないので休耕田の水は少なく、
草の生えているところが多くて
アオアシシギを6羽とコチドリを数羽見ただけだった。  これから除草作業が行われるものと期待
して今後を楽しみにしたい。


4月20日(土)  祖父江緑地公園
 春の渡りの小鳥を求めて木曽川沿いの祖父江緑地公園に行ってみた。  9時過ぎに着いてみたら「木曽川祖父江緑地野鳥を
守る会」の探鳥会が開催されていた。  始まったばかりだったので一緒に回らせてもらうことにした。  何回も行っている公園なの
で大体のことは分っていたけど、地元の人たちならではのポイントがあって有意義だった。
 参加者は50人近くいてオオルリがお目当てだったが、オオルリは出なくてキビタキが姿を見せてくれ、参加の皆さんの興奮が伝
わってきてこちらも興奮しちゃった。  
 ヒナを連れたエナガがたくさんいた。  朝方はオオルリやサンショウクイなども姿を見せたらしい。 いいね〜!
 
カワウ  ダイサギ  オオタカ  キジ  キジバト  コゲラ  ツバメ  ヒヨドリ  ハクセキレイ  ノビタキ  ツグミ 
 ウグイス  
キビタキ  エナガ  シジュウカラ  メジロ  ホオジロ  カシラダカ  カワラヒワ  シメ  ニュウナイスズメ 
 ムクドリ  ハシボソガラス  ハシブトガラス
        以上24種類  



3月9日(土)  両ヶ池から北勢中央公園

*両ヶ池は下の池の水が抜かれたままで上の池のカモは少なく、ミコアイサは♀タイプが2羽だけだった。
 池裏の小鳥も少なくたくさんいるはずのカシラダカもいなかった。  鳥たちの好むカラスザンショウの実を拾ってきた。
 播いて苗を作ってあちこちに植えたい。
  
カイツブリ  カワウ  マガモ  カルガモ  コガモ  オカヨシガモ  ヒドリガモ  ホシハジロ  キンクロハジロ
  
ミコアイサ(♀タイプ2)   オオバン  コゲラ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  シロハラ  ツグミ  ウグイス 
 
 カワセミ  シメ  スズメ   ハシブトガラス        以上合計21種類


*北勢中央公園の池裏の新しい区画の整備が終わってまもなく利用開始になりそう。  以前、
コノドジロムシクイで大騒ぎに
  なった一帯は池との境界線としてそのまま残してくれたけど、芝生広場ばかりで利用者が増えるのだろうか。  桜の森にしてく
  れればいいのにと思う。
  上の池にカモがたくさんいた。  ヒドリガモは人馴れしていて割と近く、その中に純系と見まごうばかりのアメリカヒドリのハイブ
  リッドがいた。 写真は背割り写真館に掲載。

  池のほとりで野鳥を撮っている20代の若い人がいたので話しかけてみた。  まだ始めたばかりで花やいろいろやりたいとの
  こと。
  将来「野鳥の会」を背負ってくれそうな人材に見えたので名刺を渡してアメリカヒドリのハイブリッドや野鳥のことについていろい
  ろと話し、野鳥世界に積極的に参加してくれるようにお誘いした。  野鳥はわかり易い割には奥が深いので是非どうぞ。
  
カワウ  マガモ  カルガモ  コガモ  ヒドリガモ  アメリカヒドリのハイブリッド  ハシビロガモ  ホシハジロ
  オオバン  コゲラ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  ジョウビタキ  シロハラ  ツグミ  ウグイス  アオジ  シメ 
  ムクドリ  ハシブトガラス
                    以上20種類
  
 
2月15日(金)  三重県民の森
 こちらでは晴れていても、山裾にある県民の森は曇ったり時には時雨れたりする。  今日は鈴鹿の山がきれいに見えて陽射し
があったのでルリビタキとミヤマホオジロに会いに行き、どちらにも会うことが出来た。
 森に着いたのは10時前で寒かったけど雨は降らず。 今日は広大な森の中の一部を歩いただけだったけど、13時半までの間
 に思いもかけずたくさんの小鳥たちとの出会いがあって久しぶりに堪能した。 さすがに鈴鹿山脈と接しているだけある。

  森の中を歩いていて思ったのだけど、今年は落ち葉の堆積が少ないようで、そのせいかシロハラが少なかった。
 ルリビタキの成鳥の写真を撮るのにいろいろと工夫をしているグループがいたけどそういう楽しみ方もあるのかな。 ルリビタタキ
 なんていれば向こうから近付いてくるのに・・・。
 ミヤマホオジロは写真は少ししか撮れなかったけど、数は多いようでたくさん見た。
 一声だけ素晴らしい囀りを聞いた。  かなり大きな声だったけど今頃囀る鳥はいないので空耳だろな〜・・・。
 
コジュケイ(声だけ)  アカゲラ  コゲラ  ヒヨドリ  ルリビタキ  ジョウビタキ  シロハラ  ツグミ  ヤマガラ 
 シジュウカラ  メジロ  
ミヤマホオジロ  アオジ  アトリ  カワラヒワ  ハシブトガラス 
                            以上
16種類



2,018年


11月21日(水)  南へミニ遠征
 ミミカイツブリを捜しに久しぶりに南へミニ遠征。 
 *白塚海岸
  ミミカイツブリが見られるのは白塚海岸であるが、午前中は逆光になって条件は悪いけど今日は10時頃に到着。  海上には
 
スズガモカンムリカイツブリがたくさんいたけどミミカイツブリの姿は確認できなかった。  
  海岸にカモメ(
ユリカモメ・セグロカモメ)の姿は少なく、他はミユビシギ(約200羽)とアオサギ・ハシボソガラスと寂しかった。

 *志登茂川河口は潮位が高い時にミミカイツブリを近くで見たことがあったが、今日は干潮だったので
ハジロカイツブリだけ。
  
ミユビシギ・ダイゼン(1)・と少数のカモだけで見どころは無かった。

 *安濃川河口
  11時半ごろ到着したら幸いなことにオオホシハジロが目の前にいた。  ホオジロガモが1羽だけいた。  遠かったけど嘴の先
 端が黄色かったので♀だと思ってとりあえず写真を撮っておいた。  帰ってPCに入れてみたら♀タイプなのに頬に白斑があって
 目は白い奇妙な個体である。  若い♂かな〜?
  五主海岸へコクガンを・・と思ったけど干潮で遠いのは分っているのでやめた。  今は雲出川河口に滞在するのが普通になった
 けど、その前は安濃川河口に入っていて写真も撮り易かった。 
  
カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  マガモ  カルガモ  ヒドリガモ  オナガガモ  ホシハジロ  
  
オオホシハジロ(♂1) キンクロハジロ スズガモ  ホオジロガモ(1)  ウミアイサ(♀タイプ2)  ミヤコドリ(6) 
  シロチドリ  ダイゼン(1) ハマシギ 
 ミユビシギ  ユリカモメ  セグロカモメ  ハクセキレイ スズメ  ハシボソガラス  
                           以上安濃川河口  
24種類


9月24日(月)  明神の森のタカ渡り
 天候や用事があってなかなか鳥見の時間がとれない。  明神の森は最適期に晴れた昨日に行きたかったけど都合が付かなかっ
た。 昨日の天気予報では今日は曇りとなっていたけど、予想天気図を見たら前線が少し北上するだけだったので晴れると確信して
今朝は少しだけ早起き、外に出てみたら晴れ間が出ていたので明神の森に出かけた。

 8時過ぎに到着するとまだ10羽にいっていなかったが、頭上をタカが飛んでいて15人くらいの先客が上を見上げていた。 今年の
これまでの記録をみると昨日は予想通りサシバだけで1,400羽、ハチクマなどと併せると1,600羽くらいと大変な数。
 やっぱりな〜!

 今日は8時半ころから飛び始めた。 30羽から40羽・50羽の群が次々と通り過ぎて頭上でタカ柱が出来る。 朝方は大垣方面の
市街地が靄で見え得なかったけど、そのうちに見えてくると次から次へと湧きあがっては西に流れていった。
 朝方はハチクマが多かったけどそのうちにサシバが増えてきた。  
 今日も例年の様にカウントに参加しようと思ったけど、識別の確かな人たちが数人いて自分が加わるとぐちゃぐちゃになるので見る
だけにした。  昼で山を下りるまでにサシバが700羽とハチクマなど合わせて100羽、合計800羽くらいと思われるけど十分に満足
できるというより圧巻のタカ渡りとなった。  市街地上空が早くから見えていたらもっと数が多かっただろう。

 昨年の記録ではサシバが約3,200羽・ハチクマが約700羽となっている。 今年はこれまでにサシバは昨年とほぼ同じ3,200羽
を超え、ハチクマも700羽に近付いているのでそろそろ山を越したものと思われる。  天気も明日から下り坂だ。


9月13日(木)  内陸シギチの動向
 蓮田は昨年と比べると大幅に少なく、昨年が良すぎたみたいだ。  内陸はどうかと見に行ってみたら
エリマキシギの幼鳥が3羽と
トウネンが2羽、タカブシギが10羽だけだった。  鳥友さんはアカエリヒレアシシギを1羽見られたそうだ。
 休耕田の管理がなされていないので環境は悪くなるばかり。  仕方ないね。

 帰りに蓮田に寄ってみた。  昨日出会ったシギチ達に加えて抜けたと思っていたソリハシシギが残っていた。  ヒバリシギは不明。


8月27日(月)  内陸シギチの動向
 昨年の今頃も少なかったけど今年も惨憺たる有様でアオアシシギが3羽とタカブシギを1羽しか見なかった。  この暑さのせいで
渡りが遅れているのかもしれないけど、一昨年ころから特にひどい状態になっている。
 前回タマシギのいた田んぼにはたくさんのサギも集まっていたけど今日はなにもいなかった。 
 これで終わりという事は無いと思うのでまた行ってみたい。


8月19日(日)  日光川河口
 名古屋市野鳥観察館のホームページを見せていただくと大体見られそうなシギチがわかる。  ホウロクシギが入っているらしい
ので見られないか日光川河口に行ってみたけど、
オバシギ成鳥が1羽とダイゼンが17羽にキアシシギが3羽だけだった。
 まだちょっと早いのでこれから度々寄ってみたい。  今日は涼しい風が吹いて気持ちよかった。


8月17日(金)  内陸シギチの動向
 雨が降って状況がどう変わったのか様子を見に行った。  ひび割れていた田んぼにも水が溜まって稲が伸びだし、開けた休耕田
は有るもののシギチの姿無し。  よくよく観察すると背の低い稲の間に
タカブシギが10羽くらいとアオアシシギが5羽ほど確認できた
だけで、状況的には芳しくない。


8月10日(金)  内陸シギチの動向
 多少暑さが和らぐとの予報だったので前回から雨は降っていないけどシギチの動向を見に行った。  普段バーダーさんに会う事は
まずないけど、今日は別の車が1台と自転車で回っている方がいてお互いに邪魔をしあい、昼前にはもう1台が加わったので早めに
引き上げた。 
 前回はアオアシシギとタカブシギをたくさん見たけど、今日は
アオアシシギが3羽、タカブシギが5羽。  クサシギ2羽、イソシギ2羽
コチドリが少々と少なかった。
 昨年までたくさんのシギチが集まっていた休耕田が今年は草ぼうぼう・・・環境は悪くなるばかりで残念。


7月30日(月)  内陸シギチの動向
 名古屋市野鳥観察館のサイトを拝見すると、藤前干潟にはぼつぼつとシギチが到着しているので内陸の様子を見に行った。
 水の入った田んぼに15羽の
タカブシギが集まっていたけど、日照り続きで稲は植えてあるもののヒビの入った田んぼが多く、
アオアシシギ
が8羽見られたもののこれからまた日照りが続くと環境が悪くなりそう。

 
チュウシャクシギが1羽にオウジシギとみられるジシギが1羽。  繁殖を終えたセイタカシギのカップルが見られた。
 
コチドリの数が少なかった。   


6月21日(木)  健在だったサギのコロニー
 16日はインターチェンジの外周道路から観察しただけだったので、中からも見たくて弥冨ICから蟹江ICまで東名阪を走ってみた。
 弥冨ICにサギの姿は無かったけど、蟹江ICの中にはたくさんのサギが巣作りしていた。  そして、外周道路を歩いてみたら南側に
はいないものの北側の道路沿いにはざっと数えて100組くらいのサギたちが巣作りしていた。  正確な数は数えようもないが、広い
IC内には10倍くらいいるとすると全部で2,000羽くらい。  2〜3羽の子供を育てると秋には5,000羽くらいとなるかな・・・。
 蟹江のIC内の様子もわからないのにコロニー崩壊としたことをお詫びします。 でも除草剤による危機は感じている。
 ちょっと恥ずかしいけど・・・・サギたちがいて良かった。  


6月16日(土)  サギのコロニー崩壊か
 今年は田園にサギの姿が少ない。  鍋田干拓地でも愛西市の蓮田でもほとんど姿を見ないのでサギのコロニーになっている東
名阪の弥冨と蟹江のインターチェンジを見に行った。  弥冨ICからサギがいなくなったという話は1年前か2年前に聞いており、弥冨
から消えたサギたちは蟹江に移っている・・・そう思っていた。 
 しかしである・・・蟹江のインターチェンジにサギたちの姿は無かった。  一度では・・・と思って逆回りで回ったら北側の道路沿いに
20羽くらいのシラサギがいた。  それだけである・・・子育てしているかまでは確認しなかった。  野鳥の会・愛知県支部のサギの
カウント調査に参加していた頃は並走する道路にまで溢れだすくらいたくさんのサギが子育てしていたのに・・・驚いた。
 そして弥冨インターにもサギの姿は無く、周辺の田んぼにもサギの姿は無かった。 サギのコロニーは崩壊した。

 なぜコロニーは崩壊したか・・・周辺に子育てに足る餌が無いからである・・・はっきりしている。  では何故餌が無くなったのか・・・
サギたちの餌はバッタなどの昆虫や水田の魚や水生昆虫などの動物質であり、それがいなくなったのではないか。  

 田園地帯を回ってみると田んぼのあぜ道が枯れた草で真っ赤になっている。  田植えが終わった田んぼにはまったく草が生えて
いない。  全て除草剤のせいである。  少し前までは刈払い機で草を刈っていた。  それが今は浸透式の除草剤を掛けることで
作業が楽になった。  浸透式除草剤にはネオニコチノイド系の薬品が使われている。  そして他の草の除草剤にもネオニコチノイド
系の薬品が使われているものが有る。  ネオニコチノイド系の薬品は昆虫に対して影響が大きいとされているが、水の中にも大きな
影響を与えている可能性があるのではないだろうか。
 数千羽も子育てしていたサギたちはどこに行ったのだろう?  水田や農耕地に依拠している鳥たちや昆虫などは今後劇的に数を
減らすのではないか。  コロニーの崩壊を目の当たりにして自然環境の悪化に強い懸念を持った。
 

5月24日(木)   高松海岸のササゴイ
 2,011年の夏にササゴイを見たのを最後に、霞4号線の建設が始まってササゴイの餌場に仮設の工事用足場が組まれ、ササ
ゴイが見られなくなった。 
 先日、名四国道を走っていたら頭上をササゴイらしきサギが山の方に飛んで行った。  ササゴイが戻っている・・・探しに行って
みたら戻ってきていた。  7年ぶりという事になるが、もっと早くから・・・あるいは翌年からも逞しく飛来していたのを私が知らなかっ
ただけかもしれない。  失われたと思っていた飛来地が残っていて嬉しかった。  繁殖地を探したけど見付けだせなかった。
 名四国道を横切って飛んだので海岸からは離れているようだ。  

 高松干潟に沿って建設された霞4号線を通ってみた。  信号が無いので従来のルートより数分早いのでまばらながらトラックは
通っている。  しかし、建設根拠となった名四の混雑を緩和しているかというと、この辺りはもともと混雑していないので必要の無い
道路=建設費の無駄と、自然破壊しただけの道路であった。  


3月31日(土)  長良川河口堰
 毎年この時期に河口堰のツリスガラを探しに行くけど2,014年3月29日に観察したのを最後にここ3年間は見ていない。
この場所が渡りのルートから外れてしまった可能性があるけど、地元のバーダーとしては一応確認しておかねばならない。
 風は少し強かったけど9時に着いて11時まで待ったけど気配は無かった。  葦原が密に茂ってオオジュリンも少なかった。
 他に来ているバーダーさんもおらず、この場所でツリスガラを見られる可能性は無くなってしまった。 

 毎年のことだけど河口堰付近の葦原の上をチュウヒが飛び、今日も姿を見せたので写真を撮ったが、家に帰って写真を見たら
2個体のように見えた。 ただ、2羽が同時に飛んでいるのは見ていないので何とも言えない。

 河口堰の脇に魚道が設けられていて今の時期だと若いアユが遡上する。  それを狙ってコサギを主にダイサギ・カワウが40
羽ほども集まって次々と小魚を捕らえていた。 


3月3日(土)  再び南へ
 天候が回復したので3回目の南へミニ遠征した。  北に帰って行ったとされていたオオホシハジロがまだいるとのことだったの
で寄ってみたら対岸の海岸に上がって眠り込んでいたので確認だけして
カナダカモメを探しに行った。
 今回はカモメの集まる場所に座り込んで一日粘るつもりでいたところ、偶然にも強力な助っ人が現れた。  腰を痛めているの
で砂浜を長距離歩くのは辛い私に代わって歩いて探し出してくれ、おかげでたくさんの写真が撮れた。  感謝感謝である。

 ミミカイツブリは今日は姿を見せず、沖はスズガモ・ウミアイサ・ホオジロガモだけだったのでオオホシハジロを探しに行った。
 13時頃現地についてみると大潮の干潮時で干上がった河口にホシハジロが1羽もいない。 せっかくなので4時頃まで待つう
ちに潮が満ちてくのに合わせて70羽ほどのホシハジロが戻ってきたけどオオホシハジロは戻って来なかった。
 雲が垂れこめて暗くなってきたので帰途に就いたけど、夕方に沖合にいるのが確認されているのでその後で戻ってきている
だろう。  
 北帰は近いと思うけどホシハジロと一緒に行くのだろうか・・・帰る場所は別々なのにどこへ行くのかとても気になる。


2月23日(土)  南へミニ遠征
 カナダカモメを探しに21日に続いて2回目の遠征に出かけた。  最初に安濃川河口に寄ったら大変な人でごった返していた。
 県外のずいぶん遠くのナンバーがたくさんいた。
 早々に切り上げて前回行けなかった雲出川河口へ。  カモたちの北帰が始まっているせいかカモたちは拍子抜けするくらい
少なかったけど、香良洲側から見たら河口より内側にかなりいた。  ボラ池に行ってオオハシシギとアオアシシギをゲット。
 
カイツブリ  カワウ ダイサギ コサギ  アオサギ  マガモ カルガモ コガモ  ヨシガモ オカヨシガモ  ヒドリガモ
 オナガガモ ホシハジロ  キンクロハジロ  スズガモ  ホオジロガモ  ウミアイサ  トビ  
ミヤコドリ(約90)  
 シロチドリ  
ダイゼン  ハマシギ  オオハシシギ(3)  アオアシシギ(6)  ダイシャクシギ(2)  ミユビシギ  
 ユリカモメ  セグロカモメ  オオセグロカモメ  ホイグリン系カモメ   ヒバリ  ハクセキレイ  ツグミ  ムクドリ 
 ハシボソガラス
                      以上35種類

 さてカナダカモメは初見ではないし写真も持っている。  しかし、念を入れて識別ポイントを勉強してしっかり頭に入れていった。
 カモメの群は2つに分かれていた。  そのうちの近い方の群を1羽づつ見て行ったけどいなかった。  遠い方の群まで約700m。
 腰を痛めているので楽な距離ではないがカメラを担いで歩いて行った。  あと200mのところまで行ったら飛んでしまった。  
 時間をおいてから最初の場所にもう一度行ってみたけどやはりいなかった。
  
  左の写真の左の個体がカナダカモメである。  セグロカモメより背中の色が薄く、小型で脚が短い。  右は羽を広げたところでP10
 の裏側は色が薄くてカナダカモメの識別の一番重要なポイントとなっている。
  この写真を撮るために友人と二人で砂浜に座り込んで入念にチェックを入れた。  簡単ではないのである。
       



2月15日(木)  三重県民の森
 堤防の鳥たちが少なくなったのでミコアイサの池・両ヶ池の様子を見に行った。  上の池は満水だったけど下の池の水は半分く
らいでどちらの池も驚くほどカモが少なかった。  ミコアイサは3カップルいたけど釣り人が入ったので近寄らなかった。

 次いで、年に一度くらいはルリビタキを見たいので三重県民の森に行った。  県民の森のルリビタキはここ・・・という場所があっ
て成鳥の♂♀と出会ったけど♂は近寄ってくれなかった。  
 トンボ池から駐車場まで往復したけど全体的に小鳥は少なく、シロハラばかりが目立った。  シロハラはうちの庭でもジョウビタキ
と餌を争っている。
  
ダイサギ  トビ  コゲラ  ヒヨドリ  ルリビタキ  シロハラ  ツグミ  エナガ  ヤマガラ  シジュウカラ
  メジロ  
ミヤマホオジロ  ハシブトガラス    以上13種類 


2月4日(日)  再び湖北へ

 8年ぶりのハイイロガンを探しに湖北に行った。  関ケ原を超えると空は晴れているものの道路を除いて一面の積雪。 
 湖北のセンターでハイイロガンの情報を貰うつもりだったけど行方不明との事。  自分で探すしかないな〜とビオトープに行った
ら積雪で餌のとれないコハクチョウがビオトープにたくさん浮いており、時々集団で飛び立って東の方に飛んでいった。 

 自分で見付けた田んぼに降りているコハクチョウの群はコハクチョウだけ。  偶然出会った友人が見つけてくれた群にシジュウ
カラガンとオオヒシクイが3羽混じっていた。  オオヒシクイと行動を共にしているハイイロガンがここにいてもおかしくない。
 あとで聞いた話では朝方ここに降りようとしたけどカメラマンが大勢いたので降りずに姉川の方に飛んでいってしまったそうで、
友人が探したけど行方は分からなかったとのこと。  探すこと3時間・・結局諦めて帰途に就いた。
 
 明日から寒くなって積雪が増えるとの予報が出ている。  出かけようとしている人は暖かい日が続いて雪が少なくなってからの
方がいい。  もし抜けてしまったら仕方がないが、状況が悪くても出会いが無いわけでは無いのでチャレンジするもよし。
 
 2,010年2月に撮影したハイイロガン。  確かに周りに雪は無いな〜・・。  今回は見通しが甘かった。
                    


1月18日(木)  湖北遠征  
 2,007年に伊豆沼で見てから10年ぶりのシジュウカラガンを見に湖北まで行ってきた。  ターゲットは一つなのでゆっくり
出発して10時頃に湖北野鳥センターに到着。
 観察室に上がって湖面を見てびっくり!  たくさんのカモがあちこちにいたのにほとんど姿が見えない。  正面の柳島には数
羽のヒシクイがいるだけだった。  背割りのカモは減っていないのにどうしたことか・・。

 センターで「
コハクチョウに混じっている」とシジュウカラガンの居場所を教えてもらったのですぐに現地に到着出来たけど農
道が狭いので車を置く場所に一苦労。
 カメラマンは10人くらいだった。  到着時、シジュウカラガンは田んぼの向こう側の畔近くで寝ていた。  待っているうちに
活発に動いて次第に近付いてきた。  しかし、伸びた2番穂に隠されてなかなか全身が見えず、見えたと思ったらコハクチョウの
頭がグイっとファインダーに飛び込んできたりで往生した。

 コハクチョウの群は100羽くらいで
アメリカコハクチョウが2羽混じっていた。  他の30羽くらいの群にも1羽いたので合計
3羽。

 早崎内湖(早崎ビオトープ)の方にも回ってみたけど、アカツクシガモやサンカノゴイなどいろいろと楽しませてくれた一帯が再
生工事と銘打って新しく堤防が築かれていた。  冬になって工事は中断しているようだったけどここも溢れていたカモが僅かし
かいなかった。  堤防を築くより密度の増した葦原に一度再生の手を入れてほしい。 

 オオワシは餌獲りに飛ぶかと2時半ごろまで待っていたけど雲が厚くなって雨模様になったので諦めて帰途に就いた。




2,017年


9月25日(月)  再び明神の森へ

 夜の雨は有ったもののここ数日まずまずの天気が続いたのでかなり渡ったはず・・・と思い、今日はのんびりと識別の勉強をする
つもりで明神の森に出かけた。
 21日と同じく8時10分過ぎに到着するともう200羽も飛んだとのこと。   出遅れたか〜‥と思ったけどその後も続々と続いて
飛んでくる。  100羽を超える大集団や30羽・40羽の集団がどんどん現れて昼までにサシバ・ハチクマなど合わせて
1200羽
を突破。   写真距離にも近付いてくるけど残念ながら逆光が多くて私の機材では写真にならなかった。

 21日にはぼんやりと上空を行くタカを眺めるだけで識別はしなかったけど、今日は積極的に識別に挑戦。  ♂♀成鳥幼鳥を
双眼鏡で識別できる距離にはなかなか来なかったのでもっぱらサシバとハチクマの識別にチャレンジ。  撮ってきた写真をPCに
入れてみたら成鳥が多かった。  今日は小型がほとんどいなくてツミは数羽程度か・・・。

 近くに比較的人気のスポットが有るのに1時間以上かけてなぜ明神の森に行くのか? 

 私はあそこの空間が大好き! そして
 毎年カウントを続けている岐阜支部の人たちとも顔なじみになってきた・・・。    今日のようにたくさん飛ぶ日は多くないけど、
飛んでくるタカを見付け、時間と種類・数を記録するのは大変な作業なので平日は人手不足の心配が有る。  それをすこしでも
お手伝いできるのがとても嬉しくいろいろなことを教えていただいた。

 写真を撮りたい人には向かないけど、渡ってゆくタカを楽しみたい人には絶好のポイント。  識別にも挑戦してカウントに協力しよう。


9月23日(土)  多度のタカ渡り探鳥会
   
 昨日は天気が悪かったので今日は飛びそう・・・そう思って集合時間の9時より1時間早い8時に多度山の第2展望台まで登った。
東が開けて木曽三川から名古屋市市街まで一望できる。  出来れば北の展望がもう少し欲しいところ。

 しかし、期待外れで9時までまったく飛ばなかった。  そして、探鳥会グループが到着した9時20分頃から飛び始めた。
 ハチクマが中心で少しばかりサシバが混じる。  探鳥会終了の12時までハチクマ主体にサシバやミサゴ・ハヤブサなど40羽
位が通過。  そろそろ終わりましょうか・・・と鳥合わせを終えた12時ころから突然たくさん飛び始め、12時半のハヤブサを最後
にピタリと止まったので13時に山を下りた。
 
ハチクマ約50羽にサシバ10羽。  ミサゴ・ハヤブサが夫々2羽・オオタカなど合計でおおよそ65羽くらいカウントした。
 飛んでいるワシ・タカの識別は難しいけど、これくらいの数なので今日はほぼ90%識別できた。
 残念なのは写真距離に来たときは逆光がほとんどだったこと。

 10kmほど北の方の養老山系に二ノ瀬越えという三重県いなべ市と海津市を結ぶ林道があって東が開いた山上公園があり、
近隣でタカの渡りが観察できる場所として人気を集めている。  今日はそちらにもたくさん飛んだことだろう。


9月22日(金)  内陸シギチの動向 

 内陸シギチの渡りの最盛期の入り口だった8月に何回も通った内陸部は例年と違ってまったく何もいなかった。  少し動いてい
るとの情報を頂いたので様子を見に行った。  小型系はコチドリくらいだったけど、オグロシギやエリマキシギなど中型系を見る
ことが出来た。  
  
コチドリ  エリマキシギ(幼2)  コアオアシシギ(2)  アオアシシギ(4)  クサシギ(2)  タカブシギ
  
オグロシギ(幼1)  タシギ


9月21日(木)  タカ渡り

 台風が通過した後三日間まずまずの天気が続いたので一抹の不安を感じながら明神の森へ。  8時15分に到着すると頭の上
間近にハチクマが飛んでいたので慌ててカメラをセットする。 上空は真っ青だけど市街地上空は靄っていて見通しが悪い。
待ち構えていると割と近くを
サシバを中心にハチクマが混じって渡ってゆく。  ツミも混じっているが小くて写真は撮れない。
 そして、目の前を
クマタカが2回飛んだ。  いっぱい写真を撮ったけど手持ちだったのでブレてピントも合っていない。  PCに
入れてがっかりした。

 9時過ぎから風が出て次第に遠く・高くなり、10時頃からすっかり数が減った。  時折10羽以上の群が渡ってゆくけどあまりに
も遠い。  12時半にチゴハヤブサが上空高く通り過ぎて行ったのを潮に山を下りた。

 今日は昼過ぎまでで約200羽と少なかったが、昨日はサシバが800羽ほど飛んだそうだ。  昨年は雨続きで渡りが遅れ、雨上
がりの翌日1,800羽も飛んだのが懐かしい。
 今年は都合が悪くて伊良湖に行けないかもしれないのでもう一度明神に行くつもりだけど、今後1週間雨が降らない予報になって
いるので昨年のような一日1,800羽の日はほとんど期待できない。 


9月15日(金)  立田のショウドウツバメ 

 毎年、8月下旬ころから立田の鵜戸川の東側一帯にショウドウツバメの群が集まって来て最大で1,000羽〜2,000羽も電線に止まる。
 早い年は8月下旬ころからだが今年はなかなか集まらなかった。  飛んでいるツバメを双眼鏡で見ると肉眼で見る数倍のショウドウ
ツバメが飛んでいるのにである。   集合地が変わったのかな〜とガッカリしていたら今日は300羽ほどの群が集まっていた。
 今後、増えるかどうか興味深く見ている。

 
              

  9月17日から18日にかけて通過した台風18号によって蹴散らされてしまった。  残念!


9月14日(木)  日光川河口

 日光川河口に集まる鳥たちはシギチの渡りのバロメーターの一つである。  潮が回ってきたのでこの秋初めてのチェックに出かけた。
 約50羽の
ダイゼンと30羽くらいのハマシギオオソリハシシギが2羽にオバシギが8羽。  キアシシギ1羽と特にめぼしい出会いは
無かった。 

 昨日の名古屋市野鳥観察館のブログを見るとキリアイの名前が出ていないので抜けた可能性がある。 10年前の特異年には10月
10日にも観察しているのでまだまだ可能性はある。  気を付けて探してみたい。  


9月13日(水)   キリアイを探せ!
 MFに現れるのを期待したキリアイだけど、2,007年の時ほど多くないのかなかなか見られないので庄内川河口まで探しに行った。
 夕方の潮に合わせて到着した午後の2時頃にはすでに干潟が大きく現れていた。  しかしいるのはカルガモとサギだけでシギチの
姿はまったく見られない。  聞いてみたらハヤブサが現れてみんな飛んだそうだ。
 しばらく待っていたらぼつぼつとトウネンが戻ってきた。  川岸の干潟にもやってくるので近い。 一生懸命探したけどトウネンばかり。
 200〜300羽くらいいたと思うけど、2時間探してついに見付けられなかった。  潮が引いて遠くに行くと逆光もあって探すのは無理。

 渡りの最盛期に入っているはずだけどトウネンの他はアオアシシギとソリハシシギがそれぞれ3羽とチュウシャクシギが1羽だけで寂し
かった。  昨年、カラフトアオアシシギが滞在したのは9月の20日過ぎなのでこれからかな・・。

 写真のキリアイは2,007年に撮影したもの。  これくらいの距離で撮れるといいね。
 トウネンより一回り大きいかな。
   

 

9月1日(金)  内陸シギチの動向

 幾らなんでも・・・と期待して行ったけど
アオアシシギが1羽にタカブシギが数羽。  たくさんいても良いはずのトウネンをやっと1羽
見付けただけ。
 良い休耕田が幾つか有るのに今年は渡りのルートから外れてしまった。  または、シギチが激減しているのかも。 

 別の場所に寄ってみたら
タカブシギやクサシギに混じってヒバリシギが2羽にコアオアシシギが1羽いた。  シギチファンとしては
これだけで嬉しくなる。


8月25日(金)  内陸シギチの動向
 例年であれば今頃は内陸でもシギチの渡りが最盛期を迎えるころである。  期待して行ったけどな〜んにもいなかった。  普通にいる
はずのアオアシシギもいなければコチドリもタカブシギもな〜んもいない。  わずかに
ムナグロを13羽見ただけだった。
 どうなっちゃったんだろうね?  20年近く観察を続けてきたシギチのメッカの一つが消滅か・・・。  

 帰りに蓮田によったらクサシギとタカブシギ・コチドリが数羽づついた。


8月13日(日)  内陸シギチの動向
 1週間経ってどっと増えているものと期待してフィールドを見てきたけど先週12羽いたアオアシシギは僅かに2羽に減り、タカブシギも
2羽だけだった。  
ムナグロが5羽入っていた。
 水深の深いところや浅いところなど条件は揃っているのでこれからに期待したい。  特に川向うが期待できそう。
 相変わらずタマシギは姿を見せないし、オウジシギなどジシギも姿を見せない。  もう暫くの辛抱かな。


8月6日(日)  内陸シギチの動向

 内陸シギチの動向とフィールドの様子を見てきた。  天気の悪い日が続いた割には水の入った休耕田は少なく、シギチ環境は年々
悪くなるばかり。  
 その少ない休耕田にあちこち併せて12羽の
アオアシシギとクサシギが2羽にタカブシギが2羽。  その他は留鳥のイソシギが1羽。 
 繁殖しているコチドリはたくさんいたけどまだまだこれから。
 8月の中旬になるともう少し種類が増えるものと期待しているが、これまであちこち散らばっていたフィールドほとんど壊滅状態だった。  


6月24日(土)  足見川再訪
 足見川を再訪して
サシバの様子を観察した。  現地到着は9時半と遅め。  今日は探鳥会の日と違って田園地帯では農家の方が
草刈など作業をしておられた。  サシバたちにとってはおなじみの光景のようで何度か飛んでくれた。
 3羽が揃って飛んでいたので1羽はヘルパー・・・昨年かそれ以前に生まれた若鳥なのだろう。   何回か飛んだあとの12時半ころ、
雌雄の2羽が揃って飛び出した。  視力1.5の目で見えなくなるほど飛び、その後双眼鏡で行方を追いかけたけど南の空に消えてし
まった。  必ず戻ってくる・・・と信じて1時間ほど待ったが戻る姿は見えず、近くで除草作業が始まったので現地を後にした。
 3羽で同時に飛んだり、雌雄揃って見えなくなるまで飛んでしまったりの行動を見ると繁殖がうまくいってるのかちょっと気掛かり。

 現地は水田地帯を南側に抱えた丘陵地の素晴らしい環境で、バッタなどの昆虫やトンボ・蝶々が多い。  今日の農作業を見ていると畔の
草刈りや田の草取りだった。  やっているのは同年代の高齢者に近い方々。  最近、あちこちの田園では葉から入って枯らす除草剤が
普通に使われるようになったが、ここでは面倒ながら草刈り機で刈っていた。

 葉から入る除草剤は手軽に撒け、土の上に落ちると無害化されるというのでとても重宝する。  うちの庭も除草が大変なので今年から使い
始めた。  ところが今年はナミアゲハは少なく、キアゲハやアオスジアゲハ・シジミチョウの仲間が全く姿を見せない。  どうしてだろ? と
考えた結論は除草剤のせいではないかということ。 

 そういえば、有名な探鳥地であった鍋田や立田から鳥が消えつつあるが、この辺りでは当たり前のように除草剤が使われている。 今の
鍋田を嘆く人は多いけど、そのあたりにも原因が有るのかもしれない。  
 楽になるからと使っている農薬が、自然環境に対して思った以上の悪影響を与えている・・・そう思うこの頃である。

 それにしても・・・・メガソーラーでこの素晴らしい環境が破壊されるのは本当に悔しい!


6月18日(日)  足見川探鳥会

 四日市市山田町を流れる足見川北側の広大な丘陵地を切り開いてメガソーラーを作ろうとする計画が進んでいる。  野鳥の会三重の
数年にわたる調査では丘陵地の林の中でサシバの繁殖が確認され、オオタカや貴重な鳥たちも確認されている。  この環境を守ろうと
野鳥の会三重は地元の活動家と共に中止または縮小出来ないかと事業者と交渉し、現況を広く知ってもらうために探鳥会を開催した。

 探鳥会には支部会員を始めとして家族連れなど40人を超す方々が参加され、頭上を飛ぶサシバに歓声を上げた。  この時期なので見ら
れた鳥は多くないけど、参加者全員が貴重な環境の重要性を認識したと思う。
 カワウ  ダイサギ  チュウサギ  アオサギ  ゴイサギ  サシバ  ケリ  アマツバメ  カワセミ  ヒバリ  ツバメ  
コシアカツバメ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  ウグイス  セッカ  ホオジロ  カワラヒワ  スズメ  ハシボソガラス 
                               
以上20種類
 
 野鳥の会三重は「メガソーラー建設反」対の署名活動を行っているけど必ずしも署名は集まっていない。  この活動を目にするに機会が
有ったら是非ともご協力をお願いしたい。
                   



5月18日(木)  日光川河口

 満潮時に渡りのシギチを期待して見に行った。 
 ハマシギ(10)・チュウシャクシギ(15)・ダイゼン(1)・キアシシギ(3)とがっかりするほど
少なかったけど、対岸の防潮堤に
キアシシギ(60)・ハマシギトウネン併せて6羽。  気になるトウネンがいたけどフィールドスコープの先の
世界ではいかんともしがたし・・・。   


4月24日(木) 雲出川河口
 鈴鹿川・派川を見てから南へ・・・。  強風の吹いた一日・・香良洲海岸はカイトサーファーが暴れまくり、雲出川河口も同じで河口の
シギチはまったく期待できない状態だった。  昨日まで見られたクロツラヘラサギも今日は見られず・・夏羽見たかった。

 結局、シギチの集まっていたのはボラ池だけ。  ツルシギやアオアシシギ・オオハシシギなど見られて良かったけど、逆に言えばたったの
これだけ? ・・・の思いも大きかった。  帰りがけにオオソリハシシギ4羽と邂逅。  
 
キョウジョシギ(1)  オオハシシギ夏羽(1)  ツルシギ(5)  コアオアシシギ夏羽(1)  アオアシシギ(12)  キアシシギ(10) 
 
オオソリハシシギ(♂1 ♀3)  チュウシャクシギ(10+)  セイタカシギ(2)   以上シギチのみ種類


4月23日(日)  敦賀遠征

 風のない平日に行きたかったけど諸般の事情があって強風下の日曜日になってしまった。  昨年はたくさんのシロエリオオハムを間近
で観察したので夏羽を期待したけど強風下の海にいたのは僅かなオオハムばかりでシロエリオオハムは1羽も見られなかった。
 昨年はよ本当にラッキーだった。  

 1,000羽近い渡りのヒヨドリの大群が2組も通過し、トビがカラスのモビングを受けるなど面白い光景もあった。
 アカエリカイツブリはダイアモンドビーチ沖合で2羽見られたけど遠くて写真にならなかった。  やはり平日の方が良い。


3月4日(土)  ツリスガラはまだかな?

 2,015年・16年と長良川河口堰のツリスガラが見られなかったので早く通過しているのではないかと様子を見に行った。  1月15日の大
雪がここでも降ったらしく広い範囲で蘆が倒されており、伊勢大橋の架橋工事でなぜなのか葦原側に防音のカーテンが吊るされていた。
 このカーテンのせいで柳の木は上の方しか見えなくなっており、工事の影響で中提側とは行き来できなくなっていた。
 葦が倒れている影響かオオジュリンは少なく、もちろんツリスガラは鳴き声すら聞こえなかった。  1ヵ月早すぎた。
 風は弱かったけど北風は冷たく、1時間ほどで現地を後にした。  中提側との通行は5月一杯出来ないそうだ。 


2月25日(土)  日進市岩藤新池探鳥会
 
 日進市の岩藤新池に最大で8種類の猛禽が生息するから参加しないか・・・とお誘い受けた探鳥会に参加した。 あわよくばツミやハイタカ
が見られるかも・・・・。  探鳥会は愛知県支部のHPなどで告知されたせいもあり、集合地に到着したら100人を超える参加者が参集していて
びっくり!

 あまりにも人数が多いので三つのグループに分かれて池の周辺を歩いた。  観察した鳥は38種類とまずまずだったが個体数は少なく、
私が気付いたのはこの2/3くらいだろうか。  期待した猛禽もトビ・ノスリ・ミサゴと少なかったけど、東側・南側・北側を130〜150mの山で
囲まれた池の周りに猛禽が集まる環境は圧巻だった。  上昇気流がよく起きるらしくノスリが多く飛んでいた。
 8種類の猛禽を観察しようと思うと早朝から夕方まで張り付くくらいの辛抱がいる。  それは克服出来ても何日も通い詰めるには我が家から
は遠すぎる。 ちょっと残念・・・こちらでも似たような環境を探してみよう。
 
 帰りに久々のオガワコマドリを見てきた。  暫く餌が与えられていたらしいが、今はそんなことはなく今日は水際で活動していた。  堤防際
の目の下で短いレンズで機能的に撮ろうと思っていたけど当てが外れ対岸からの撮影となった。  700oを使ったけど距離的には厳しかった。



2,016年



12月9日(金)  南の海へ遠征

 カモメの移動の時期に行きたかったけど遅くなってしまった。  カモメを見るつもりだったけど白塚海岸に着いてみたらぱらぱらしかい
なかった。  帰りに寄ったら結構な数が戻ってきていた。

 
ミミカイツブリを探したら1羽だけいた。 遠くて何ともならないけど写真だけは撮った。  さらに海上を探すとはるか彼方に
ビロードキンクロの♀タイプが2羽浮かんでいた。  長大な潜水能力があるようで一度潜るとどこに行ったのかわからなくなった。
 ハマシギは姿が見えず、
ミユビシギは30羽くらいだった。
 
 続いて志登茂川河口に行くもカモは少なく、
ハジロカイツブリとウミアイサ・ホオジロガモくらいだったので安濃川右岸河口に行った。
 ここもカモは少なく
ミヤコドリは6羽。  頭上をハヤブサが飛んでカモたちは大騒ぎになった。 他に見るものなし。

 さらに雲出川河口に移動。  河口のカモと海岸線から外のカモを併せるとカモの数は凄い。  河口のカモは
オナガガモが多く次いで
ヒドリガモ。 マガモ・コガモの数は少なく、ホシハジロ・ヨシガモ・オカヨシガモはさらに少数。  トモエガモの♂が2羽に♀が1羽いた。

 
コクガンは全部で13羽。  4羽くらいの群であちこちに分かれており、1羽だけ単独がいた。  安濃川河口にいた数年前までは近くで
見られたけど、こちらに来てからは近くで見られなくなって残念。
 海上は夥しい
スズガモが主体で河口にいたのと同じ種類もたくさんいた。 

 ボラ池は賑やかだった。 
セイタカシギ5羽・オオハシシギ2羽・タカブシギ2羽・ツルシギ1羽・アオアシシギ1羽・ズグロカモメ1羽・
イソシギ・ハマシギ
数羽・・・・背割り写真館に掲載した最後の写真は私にはやはりサルハマシギに見えるな〜・・。

 
チュウヒが飛び、オオタカが飛んでそのたびにシギたちはあちこち飛び回っていた。 狩りを終えたチュウヒのソノウは膨らんでいたので
うまく餌にありついたようだ。  獲物は一飲みで呑み込めるネズミかカエルか・・・。
 今日はたくさんの鳥たちを見た。  すべて遠くて私のレンズでは厳しかったけど、楽しい一日だった。  


10月7日(金)  伊良湖のタカ渡り

 昨日は久々の晴れだったので伊良湖では一気にタカが渡ったと思っていたけど、公表された数を見ると僅かに244羽となっていた。
 今年もダメなのかな〜と思いながらも一度行かないと気が納まらない。  東名高速がリフレッシュ工事中で渋滞しているので今回は鳥羽
からフェリーを利用して伊良湖に渡った。  費用は掛かるけど鳥羽まで1時間半で行けるのでうんと楽だった。
 
 オオミズナギドリを期待したけどなかなか姿が見えず、途中でサシバが1羽上空をすれ違って行った。  幸先が良いいな〜と思いながら
海を見ていたらオオミズナギドリが伊良湖近くでたくさん見られた。

 9時20分ごろ恋路が浜の駐車場に行くと皆さん暇そうで今日もダメかな〜・・・と。   そして案じたとおりはかばかしくなくノスリが行ったり
来たり。  時たまサシバの幼虫やハチクマもわずかに飛ぶけど撮った写真はノスリばかり。  ほとんど消してしまった。
 手持無沙汰な時間が続いて2時過ぎに切り上げたけど、カウントグループに聞いてみたら2,000近くだと・・・発表では全部で
1,519
で昨年と比べると復活の気配だけど実感的には200羽程度。  残りは一体どこを飛んだのだろう?  
 私がいかに出遅れたとしてもちょっと考えられない数字。  私には見えないよほど高いところを飛んだんだろう。


10月6日(木)  庄内川河口
 台風一過・・今日は伊良湖のタカ渡りだ〜・・と思ったけど、ガソリンは入ってないし遠征の準備が出来ていなかったので庄内川の河口の
様子を見に行った。
 満潮から1時間半後の10時過ぎと絶好の時間に到着、干潟が出るのを待って11時前に干潟が出始めたけどシギチは一向に飛んでこ
ない。
 対岸に姿が見えていたので観察館に行ってフィールドスコープでチェックしたらホウロクシギが1羽だけで他のシギチの姿はまったく見られ
なかった。  風が強かったのでどこかに隠れているのかな・・・。  ホウロクシギは嘴の長さが違うので入れ替わっている。
 今日は寂しい河口であった。  伊良湖も思ったより少なかったようだ。


9月30日(金)  庄内川河口
 白樺峠ルートのタカの渡りはほぼ終了。  伊良湖岬のタカ渡りはまだ早いし天候にも不安が有る。  

 庄内川河口で話題になっていたカラフトアオアシシギは27日の朝を最後に姿を消してしまったがとりあえずここしかない。  11時頃に
干潮と潮は良くなかったけど10時過ぎに到着。  主役はホウロクシギで目の前を歩いており、ダイゼンやオバシギなどもいたけど野鳥
観察館の前に干潟が出るとみんなそちらに飛んでしまった。
 その後、2時ころまで待ったけど空模様が怪しくなってきたし、到着時のシギチと変わりが無かったので撤収した。

 30羽くらいいたアオアシシギが今日は4羽しか見られなかったので、カラフトアオアシシギはアオアシシギと一緒に渡って行ったのだろう。
 クロハラアジサシと思われるアジサシが2羽下流に飛んでいった。  
 
カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  マガモ  カルガモ  コガモ  シマアジ(1)  ミサゴ  チュウヒ  ダイゼン  ハマシギ 
 
コオバシギ  オバシギ  コアオアシシギ(1)  アオアシシギ(4)  ソリハシシギ  オオソリハシシギ(13)  ホウロクシギ(1) 
 
クロハラアジサシ(2)  ドバト  ハクセキレイ  ヒヨドリ  スズメ  ハシボソガラス 
                                  
以上25種類

 9月18日に発見され、27日朝まで滞在したカラフトアオアシシギの幼鳥。  2,003年に汐川干潟で観察して以来13年ぶりの出会い
だったけどなかなか近くに来てくれなかった。   足元が見えたら良かったけど贅沢は言わない。
        




9月25日(日)  圧巻の1,800羽超え
 雨降りが続いてタカの渡りが遅れている。 今日は雨が降らないとの予報だったので大勢の方があちこちでタカの渡りを観察されたこと
と思う。 
 私は、昨日の天気予報が一日曇りになっていたけど、BS700の予報では晴れになっていたので期待して眠りにつき、朝起きたら日が
射していたので明神の森まで出かけた。

 8時20分頃に到着すると早くも頭上近くに鷹柱が出来ている。  出遅れたかな〜と思ったけど10時ころから白樺峠組が次々と飛来し、
10羽から50羽くらいの鷹柱があちこちにできた。  残念なのは遠いこと。 
 池田山でハングライダーが飛び始めると伊吹山の側ばかりを飛ぶのでそちらに移動し、1時間半くらいで80羽くらい観察した。
 その後、昼頃にカウント場所に戻るとハングライダーはいなくなり、 写真距離に退屈しない程度にやってくる。  そして距離は遠いなが
らベルト状に数十羽の群が飛び、鷹柱を作って山を下りた3時ころには1,800羽を超えていたそうだ。 
 
 私が伊吹山の側に移動していて観察した80羽のうち半数はカウント場所から見えない所を飛んでいるので今日は2,000羽くらいに
なっただろう。  雨続きでこれだけの数が飛べずに待機していたわけだ。  凄かった!
 白樺峠と金華山の数字がまだ出ていないけど、まとめるのに手こずっているのかな。 


9月10日
(土)  内陸シギチの動向
 庄内川河口にはアオアシシギやオグロシギなど淡水系のシギがそれなりに賑やかだが、今日も内陸シギチは
コアオアシシギ幼鳥3羽と
カブシギ4羽にクサシギ2羽。  トウネン1羽にタシギ1羽と壊滅状態だった。  久しぶりにヒナを2羽連れたタマシギの♂を見掛けた。

 タカブシギが多数とウズラシギ成鳥の入っていた田んぼも新しい到着は無く、
ウズラシギの成鳥が元気に餌を漁っているだけだった。 


9月9日(金)  日光川河口

 潮が回ってきたので日光川河口を見に行った。  しかし、チュウシャクシギが1羽いるだけでシギチの姿無し。  今日は西風が強かった
ので名古屋市野鳥観察館の対岸のテトラ堤防の先端に集まっていたそうだ。

 そんな次第なので庄内川河口に転進。  10時50分の満潮から1時間半ほど経った12時半ころに干潟が出始めるとまずアオアシシギが
集まってきて24羽までカウントしたけど、その後もっと増えたかもしれない。  オグロシギが4羽にソリハシシギが20羽以上。  その中に
サルハマシギの幼鳥が1羽混じっていた。  若干距離のあるのが残念だけどシギチの渡りの中継地として数も種類もまずまずだった。
 対岸の干潟に大型で嘴の長大なシギがいたけど遠すぎてダイシャクシギかホウロクシギかわからなかった。
 
ダイゼン  サルハマシギ(幼鳥1)  オバシギ  アオアシシギ  ソリハシシギ  オグロシギ  オオソリハシシギ チュウシャクシギ(3)
 ダイシャクシギorホウロクシギ 
  
  

9月4日(日) 五主探鳥会
 五主海岸で野鳥の会・三重の探鳥会が開催された。  久しぶりに南の人たちの顔を見たかったし、野鳥カメラマンの叶内氏がどんな
人か興味深かったので参加した。  40人くらいの人が参加した会は賑やかでお喋りに夢中になって叶内氏と話す機会は無かった。
 
 9時半の集合時間帯は満潮から2時間ほど過ぎていたけど潮は高くて海岸の鳥たちは少なかったが、潮が引くにつれて賑やかになって
いった。  内陸シギチは壊滅的で派川河口も寂しいけどここは別格である。  とはいえ、ベテランの方たちの話では激減しているとの
ことで、かっては海岸でも多数みられたシギチが今日は河口部だけ。

 それも、今日のように休日で風の強い日はカイトボーダーが我が物顔に海上を走り回るので鳥たちはますます遠くへ行くだけだった。
 最近では珍しくなった大型シギのホウロクシギが2羽降りてきたが、しばらくして飛び立っていった。
 最近は五主海岸一帯でコグンカンドリが活躍しているらしいが、午後の1時半まで待ったけど姿を見せなかった。  暇と根性のある人は
一日待つ覚悟でチャレンジしてみてはいかが。 
 
オオミズナギドリ  カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  ミサゴ  ミヤコドリ(8)  シロチドリ  メダイチドリ  ダイゼン 
 キョウジョシギ  トウネン  オバシギ  コオバシギ  キアシシギ  イソシギ  ソリハシシギ  
ホウロクシギ(2)  チュウシャクシギ
 ミユビシギ  セグロカモメ  ウミネコ  ハクセキレイ  ハシボソガラス     
以上24種類

 つい最近ソーラー発電設備が設置された、私たちが南のボラ池と呼んでいた池は無惨なことになっていた。  残されたボラ池は水位が
高くて淡水シギチの立ち寄る環境では無かった。  
 
カイツブリ  コガモ  カルガモ  オナガガモ  ホシハジロ  チュウサギ  アマサギ  アオアシシギ(1) スズメ  ヒバリ  

 後背地も見て回ったが、最近はダメとの情報通り水の入った休耕田はほとんど無くなって、かっての淡水シギチのメッカの一つが消
滅した。  初めてピンテールを観察した思い出の地だっただけに残念だった。
 
 トウネン  コチドリ  



9月3日(土)  内陸シギチの動向

 1週間ぶりにシギチの動向を探りに行った。  前回は少なかったけど今回はさらに少なくてアオアシシギが1羽とタカブシギ3羽しか
いなかった。  8月は台風が三つも太平洋岸を駆け抜けてシギチドリの渡りルートが変わったのだろうか・・・?  酷いものだ。
 それでも、広範囲に探し回ったらコアオアシシギが2羽入っており、同じ田んぼにセイタカシギの♀が1羽とアオアシシギも2羽入って
いた。  来週は日本海側を台風が通過するのでシギチがこちらに回ってくるのを期待する。
  コチドリ  アオアシシギ(3)  コアオアシシギ(2)  クサシギ(2)  タカブシギ(3)  イソシギ   セイタカシギ(1) 


8月27日((土)  内陸シギチ
 8日ぶりに内陸シギチのチェックに行った。  19日には驚くほど少なかったけど今日は・・・と期待したけど状況は変わっていなかった。
 2,011年3月の東北大震災以降渡りのルートが変わったのかと思うくらいシギチの通過数が減り、その傾向はますます顕著になって
いる感じがする。 
 ジシギは2羽見たけど1羽は草むらから飛んで行方不明、1羽は稲の中に入って行って行方不明。 
  
コチドリ  オジロトウネン(成鳥1)  アオアシシギ(3)  クサシギ(5)  タカブシギ(2)  ジシギSP(2)    


8月26日(金)  日光川河口

 もう少し間隔を詰めてみたいけど暑いしいろいろと用事があって意のままにならない。  今日も34℃くらいになるとの予報だったけど、行け
る時に行かないと・・・。  やはり暑かったけど適当に風が吹いていたのでまずまず快適だった。  時間も短いしね。
 前回8月11日に比べてダイゼンやオバシギの数が増え、コオバシギの幼鳥が2羽混じっていた。  オバシギの成鳥・幼鳥の内訳をみるの
を怠ったのが残念。
  
シロチドリ  メダイチドリ(2)  ダイゼン(40)  コオバシギ(幼鳥2)  オバシギ(6)  キアシシギ(10)  


8月19日(金)  内陸シギチ
 昨年以前と比べると種類はともかくとして個体数が驚くほど少なかった。  これまで水がたたえられてシギチドリやサギが集まっていた田ん
ぼに水が入っていない。  水の入った田んぼがあっても放置されて草ぼうぼうになっている。  環境は年々悪化している。
 過去に実績のあった地点はすべて回ってみたけどケリばかりだった。
 
 コチドリ  ムナグロ(4)  アオアシシギ(4)  クサシギ(7)  イソシギ(1)  タカブシギ(1)  オオジシギ(1)


8月11日(木)  日光川河口
 春は5月14日で観察を終えてしまった。 もう少し熱心に見ても良かったかな・・・と反省しながら秋の渡りをチェックしに行った。
 
オバシギの夏羽成鳥が1羽に幼鳥が2羽。  ダイゼンはトータルで10羽、キアシシギが7羽にあとは少数のシロチドリとイソシギ
だけ。   まだ走りなので個体数も種類も少なかったけど、オバシギは他ではなかなか見られなくなってしまった。

 昨日ヒバリシギが2羽いたマイフィールドは、今日はキアシシギが1羽いただけで寂しかった。 稲刈りにはもう少し間があると思うけど、
 水の入った休耕田が少ないのでとにかく雨が欲しい。




5月14日(土) 日光川河口

 トウネンが渡っているし時期的には良いはずなので日替わりを期待して行ってみたけど
チュウシャクシギが3羽にキアシシギが35羽。
ソリハシシギが1羽と二日前と大差が無かった。 
 オバシギやコオバシギの夏羽は見られるのだろうか。 


5月12日(木)  日光川河口
 やっと潮が回ってきたので様子を見に行った。  前回4月29日には風が強くてチュウシャクシギしかいなかった。  春の渡りの最盛期の
今回はオオソリハシシギやオバシギ・コオバシギなど期待したけど残念ながらキアシシギがたくさんいた程度で期待外れだった。
 次に鍋田干拓地を精査したけどチュウシャクシギが1羽だけ。  かっての野鳥のメッカも環境の変化で酷いことになってしまった。
 次に回った城南干拓地も良くないけど、キアシシギが10羽くらいとチュウシャクシギが3羽でちっとは増し。  最近はどちらもサギの姿が
見られなくなって稀になった。  普通種の鳥たちも激減しているのかもしれない。  
 日光川河口で見たシギチドリは次の通り
 
キョウジョシギ(3)  ハマシギ(3)  キアシシギ(39)  イソシギ(2)  ソリハシシギ(1)  チュウシャクシギ(10)   酷いね!


5月1日(日)  換羽中のオオハム
 出来れば4月中の平日に行きたかったけど天候や用事の都合で今日になってしまった。  日曜日の海辺は危惧した通り人が多く、いつも
なら近くまで寄ってくるオオハムが遠い。  そして数が激減してアカエリカイツブリは見付からなかった。

 遠くにいるオオハムの中から胴体後部の白斑のないシロエリオオハムと思われる個体を探す。  かなり夏羽になった個体が数羽見付かっ
たけど、背中の白斑が乱れてシロエリオオハムっぽくない。 

 整然とした白斑を持った個体は1羽もいなかったが、換羽中のシロエリオオハムはこんなものかもしれない・・・。  首の縦じまや胸の模様
をよく検討した結果、胴体後部に白斑のない個体は夏羽に換羽中のシロエリオオハムと結論した。 

 オオハムやシロエリオオハムの完全夏羽は今季見られなかった。  オオハムたちは夏羽に換羽を終えたものから北に渡ってゆく。 
完全夏羽を見るのはかなり難しいということかもしれない。


4月16日(土)  シロエリオオハム
 1年ぶりに敦賀半島へ出かけた。  ターゲットはシロエリオオハムとオオハムの換羽状況のチェック、それにアカエリカイツブリの夏羽
だった。
 敦賀半島に通うようになって9年目になるが、シロエリオオハムは遠くで群れているのをフィールドスコープで確認する程度でまともな写真
は1枚も撮れていなかった。 
 現地到着は10時ころだったが、これはどうしたことか周りはシロエリオオハムだらけである。  半信半疑のままたくさんの写真を撮った。

 オオハムの換羽は遅れているようで換羽の始まっている個体は幾つかいたけど、換羽の進んだ個体は2羽しか見られなかった。

 休日だったので水際に人が多く、警戒心の強いアカエリカイツブリははるか沖合だった。  残念!
 念願のシロエリオオハムの写真を撮ることが出来てラッキーだった。  4月の末ごろにシロエリオオハムの夏羽の写真を撮りにもう一度
行きたい。 GWに入る前が良さそう。



4月2日(土) ツリスガラの気配なし
 9時から12時まで3時間待機するも気配なし。  今年は異状なほどヒヨドリが多く、葦が茂りすぎている。  環境的には良くないと
思うけど今年も観察されているようなので期待はできる。
 昼で切り上げて桜ニュウナイへ。  蓮田は鳥見の車が多かったので遠慮して端折って回ったせいかジロネンを2羽見ただけだった。
 タカブシギや貴重な越冬コチドリはそこそこ・・・渡りの盛期はもう少し先になりそう。 



3月31日(木)  カモメがいない
 ミミカイツブリの換羽を見に町屋海岸に行った。  10時過ぎに到着すると海岸近くで漁船が漁をしていて近くに鳥たちはいなかった。
それならカモメを・・・と思ったけどやけに少なく、渡って行ってしまったのかな〜とがっかりした。
 カナダカモメもハイブリッドもシロカモメも見付からない。  フィールドスコープを出してきて沖を見たら漁船がいたあたりにカモ・カモメ
ウミアイサと夥しい数の鳥たちが集まっていつまでも動かない。
 漁船は小女子漁が禁漁になったのでバカ貝を底引き網で採っていると地元の人が教えてくれた。  網を引いた後によほど美味しい
ご馳走があるのだろう。  ミミカイツブリらしきカイツブリも見えたけどフィールドスコープでも識別できないくらい遠かった。


3月30日(水)  不審な車がうろうろ
 シギチドリの渡り開始の兆候が見られる蓮田を回っていたら警察官に呼び止められた。  「最近、不審な車が数台うろついている
と地元住民から通報が有った」そうだ。   野鳥観察と思ったけど・・・・私の車がうろついていたので声を掛けたとのこと・・・。
 この地が渡りのシギチドリにとって重要な中継地であり、記録をとって残していることなどいろいろと話すと好意的に受け止めてくれ、
地元の声にたいしてはそう説明してくれるとのことだった。  
 しかし、地元の声は無視できないので地元住人とはトラブルが起きないようにするように注意を受けた。  当然である。

 私たちはこの地で鳥見をさせてもらっていることを忘れてはいけない。  農道ではいかなる理由があろうとも地元車優先である。
狭い農道の路肩に極端に車を寄せての写真撮影は路肩を傷めるので長時間は禁物。

 また、農道での写真撮影は短時間で切り上げ、同好のバーダーに譲ってほしい。  私もいつまでも動かない車のせいで入りたい
場所に入れない悔しい思いを何度も経験している。 
 地元の方々から締め出されないよう・・・同好同志でトラブルが起きないよう・・・気を付けましょうね。
 今日の蓮田は
オジロトウネン4羽にタカブシギ6羽と・・・エリマキシギもヒバリシギも確認できませんでした。


3月28日(月)  人騒がせなアビ
 アビがまだ四日市から鈴鹿の海岸をうろついているという。  今日はたまたま鈴鹿川を予定していたので本流河口を覗いてみた。
10時過ぎに到着すると友達がいて「アビがいたけど行方が分からなくなった」と沖を探していた。  出遅れたかと思いながら念のため
に河口を見たら目の前にいた。  慌ててカメラを出すも三脚を用意できなくて写真を撮れないまま遠のいていった。
 三脚をセットしてテトラの堤防まで追いかけて写真を撮った。  私たちの目の前にいたのは1時間半ほどと割と長かったけど、離れ始
めると撮っている目の前からいつの間にか消えてしまう。 
 割と長く目の前にいたけど後から駆け付けた人たちは撮るどころか見られなかった人がほとんど。  連絡を受けてから動いていては
まず間に合わないのでこまめに行ってみるしかない・・・それにしても人騒がせなアビだ。


3月26日(土)  ツリスガラはまだかな  
 風がなくなったのでようやくツリスガラを探しに行くことができた。  朝の9時に河口堰の入り口に到着すると堰の入り口扉が閉められ
ていた。 看板に「当分の間夜間は閉鎖します」と書かれているが、「何時に閉めて何時に開ける」と書いてない。  途方にくれていると
職員がゲートを開けに来た。  開閉の時間を聞いてみたけどはっきりした返事は無かった。  朝早く行っても現地に行けないのでそ
のつもりで・・・。   中提側は昨年車を置けた場所に杭が立てられて駐車不可。  その先も溝が掘られていて駐車不可。

 今日は若干風があって条件は悪く、12時まで待ったけど音沙汰は無かった。  その後、鍋田・蓮田と回るもな〜んもいなかった。 
 先日背割りにいたエリマキシギはどこに行ったのだろう。  タシギはたくさんいるので餌は有るはずなのに・・・・。


3月3日(木)  久々の南の海岸
 今年はなかなか行けなかった津市の海岸に行った。  お目当てはミミカイツブリだったけど、ミミカイツブリどころかハジロカイツブリも
見られなかった。  
 志登茂川河口は小潮だったせいで満潮時間帯にもかかわらず海面が低く、それとは無関係にカモが驚くほど少なかった。  次いで
安濃川河口にも行ったけどこちらは更にカモが少なかった。  雲出川河口はカモが多かったけど昨年と比べると大幅に少なく、ミヤコドリ
は1羽しか確認出来なかった。  ぼら池はアオアシシギが3羽だけで見るものなし。
 帰りにもう一度町屋海岸に寄ったら友人がカモメを見ていた。  カナダカモメがいるらしいとの事だったけどカモメは難しい。 1羽の
ホイグリンカモメと初列風きり羽に白斑が無く虹彩が黒っぽくて真っ白なカモメと、虹彩の黒っぽい(目が小さく見える)カモメが目に付いた
けどはっきりわからなかった。
 ハマシギは約50羽にミユビシギは20羽程度の群れがいた。 少なくなっちゃった。


2月25日(木) 四日市市の公園
 
風は強かったけど陽射しが強かったので気になっていた南部丘陵公園を見てきた。  手入れの行き届いた広大な公園には人が多く、
遠足の子供たちが何組も来て賑わっていた。 
 野鳥の生息しそうな環境は外周部分だけで、その外周部分にはイノシシ避けの電気柵が張り巡らされていて立ち入れなかった。
 庄内緑地公園のような桜の木の林があれば鳥たちも多いのだろうが、散策するには気持ちの良い公園も探鳥にはもうひとつだった。
 観察した鳥たち
 
コジュケイ  キジバト  ドバト  カワセミ  アオゲラ  コゲラ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  モズ  ルリビタキ  ジョウビタキ
 シロハラ  ツグミ  ウグイス  エナガ  ヤマガラ  シジュウカラ  メジロ  カシラダカ  アオジ  カワラヒワ  ムクドリ  
 ハシボソガラス  ハシブトガラス  
コブハクチョウ   以上合計26種類


2月11日(建国記念の日)  湖北
 
湖北に行くのは何年ぶりだろう・・・調べたら6年ぶりでびっくりした。  MFで同じ鳥ばかり見ているのと違って久しぶりの湖北に昨夜
からわくわくした。 
 西池に寄ってみたら一通りのカモが揃っており、少数ながらオシドリやオオヒシクイも観察できた。  
 水鳥センターに行ったら休日とあって大変な混み方だった。  情報を貰ったら残念ながらサカツラガンは抜けた後だった。  オオワシ
は朝の8時に餌を採りに行ったあと行方不明だという。

 ビオトープに行ってみるとたくさんのコハクチョウが浮いていた。  アメリカコハクチョウはバラバラに数羽いて目先の黄色の部分は
千差万別・・どれくらいだとコハクチョウとの交雑種になるんだろう・・。 
 ヘラサギは成鳥の冬羽が1羽。  地元の人の話によるともう1羽幼鳥がいて、私が到着する前に北に向かって飛んだそうだ。

 その後、センター前でオオヒシクイを撮ってからオオワシへ。  センターから見えない場所に止まっており、傍らにオオタカが止まって
いた。 あまりにも遠くて私のレンズでは写真は厳しかった。  餌取りに飛び立つところを撮ろうと待機したけど、よほど朝の食事が豪
華だったのか16時10分まで動きがなく諦めて帰途についた。 
 カイツブリ  カワウ  ダイサギ  コサギ  アオサギ  ヘラサギ  オオヒシクイ  コハクチョウ  アメリカコハクチョウ  マガモ 
 カルガモ  コガモ  ヨシガモ  ヒドリガモ  オナガガモ  ハシビロガモ  ホシハジロ  キンクロハジロ  
ミコアイサ  カワアイサ
 
オオワシ  トビ  オオタカ  ノスリ  バン  オオバン カモメsp  ユリカモメ  キジバト  ハクセキレイ  ヒヨドリ  モズ
 ジョウビタキ  ツグミ  スズメ  ハシボソガラス    
 以上36種類


1月31日(日)  三重県民の森
 
今期未見のルリビタキを撮りに県民の森に行った。  ルリビタキといえば10〜20mくらいの距離に来て撮らせてくれるものばかりの
つもりだったけど、今日出会った3羽はいずれも警戒心が強くてまともに撮らせてくれなかった。  こんなはずじゃないのに・・・・。
 それでもちゃんと毎年同じ森に来てくれているのが嬉しい。
 県民の森はそこそこ鳥たちがいるが、隠れるところが多いので観察が難しく確認出来なかったものもいる。
  
 
コゲラ  ハクセキレイ  ビンズイ  ヒヨドリ  モズ  ルリビタキ  ジョウビタキ  シロハラ  ツグミ  ウグイス  エナガ 
 ヤマガラ  シジュウカラ  メジロ  ホオジロ  アオジ  カシラダカ  イカル  カラスSP   
                                  
以上19種類


1月9日(土) 祖父江緑地
 冬になるとベニマシコやアトリ・マヒワなどいろいろと楽しませてくれる祖父江緑地であるが、相変わらずヒヨドリとツグミが暴れ回って
いるだけで11月末と大きな変化は無かった。

 カイツブリ  カワウ  ノスリ  ミサゴ  キジバト  コゲラ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  モズ  ジョウビタキ  ツグミ  ウグイス
 シジュウカラ  メジロ  ホオジロ  シメ  ハシボソガラス  ハシブトガラス 
     以上合計18種類  


1月7日(木)  カラスとカラス

 コクマルガラスが来ていないか探しにいった。 10年以上も前に先輩から教えていただいたポイントで数年間観察できたけど、年々
移動していって今はどこにいるのかわからない。  それでも以前の場所を中心に探して約100羽と50羽のカラスの群を見付けた。 
 1羽づつ確認していくと昨年と比べてミヤマガラスの数が激減していた。  こんなに少なくてはコクマルガラスは期待できない。

 アオシギ探しは午前中のつもりだったけど生憎と小雨が降っていたので後回しにしたので昼前からと遅くなってしまった。  鳥友さん
と出会ったので様子を聞いたら見付けられなかったとのこと。  3時間ほどかけて入念に探したけど見付けられなかった。
 「向こうがじっとしていると見付けられない」と言うけど、鳥友さんと合わせて4時間も餌を餌を食べずにじっとしているとは考えにくい。
今日は渓筋にいなかったのだろう。  アオシギってこんなに難しい鳥だったかな〜・・・。  岩屋堂で初めて見た時は、橋の上から下を
覗き込んだらすぐそばにいた。  目と目が合ったのに驚く様子もなく少しづつ離れて葦の中に消えた。
 カワガラスは4羽は確実にカウントしたけどもっといるかもしれない。  警戒心の強いカワガラスだけど、今日は10mくらいまで寄らせ
てくれた。 




2,015年

11月30日(月)  祖父江緑地
 
堤防を抜けてゆくと祖父江緑地に到達する。  時々足を伸ばすので冬鳥が来ていないか見に行った。 川沿いの林にはたくさんの
センダンの木が植えられていてヒヨドリが暴れまわっていた。 次いで多いのがシメで次がツグミ。  共にムクノキの実を好んで食べて
いた。  見ていると果肉を外して中の堅果だけを食べていてジョウビタキが食べているのも見かけた。 
 ヒヨドリは他の果実が無くなるとよくセンダンの実を食べているのを見るが、今の時期はやはりムクノキの実を食べている。 
 冬鳥はシメくらいでまだ小鳥たちの時期には早いようだ。
 
キジバト  コゲラ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  モズ  ジョウビタキ  ツグミ  ウグイス  シジュウカラ  メジロ  ホオジロ
 イカル  シメ  ハシボソガラス  ハシブトガラス 
     以上合計15種類  


10月19日(月) 日光川河口のシギチドリ 
 潮が回ってきたので日光川河口を見に行った。  半月前にたくさん見られたオオソリハシシギとオグロシギは、今日はオオソリ
ハシシギが5羽残っているだけでオグロシギは旅立ってしまっていた。
 他に
ダイゼンが20羽ほどとアオアシシギも1羽残っていた。 他にイソシギが1羽。
 帰りがけに水の入った田んぼがあったのでチェックに行って見たらアオアシシギが6羽にコアオアシシギが1羽いた。
 この秋は全体的に低調だな〜・・・・。


10月5日(月)  伊良湖のタカ渡り
 
毎年伊良湖には一泊で出掛けていたけど今年は日程が合わない。 それでも毎年1度は行きたいので早朝出発の日帰りで出掛けた。 
汐川干潟などを回ったのでホテル駐車場に到着したのは8時20分頃になり、満杯だったので仕方なく恋路が浜の駐車場に行った。
 昨日は800羽ほど飛んだそうでたくさんのギャラリーが詰め掛けていたけど生憎の曇り空。
 到着して直ぐの8時40分頃に第一弾が飛ぶと退屈しない程度に次々とサシバを主体に頭上を通過して行く。  チゴハヤブサも3羽
確認。  時々頭上で10〜20羽のタカ柱が立つ。  曇り空で写真は残せなかったけど良い鳥見だった。
 午後からはノスリばかりになったので13時30分ころ現地を離れて帰途についた。
 今日は500羽くらいだったけど、明日は晴れるそうなので今日よりもたくさん飛んでくれそうだ。 


10月3日(土)  河口のシギチドリ
 潮回りが良くなってきたので気になっていた日光川の河口にようやく行くことが出来た。  現地に到着すると9月23日よりたくさん
の鳥たちのいるのが見えた。  オオソリハシシギがうじゃうじゃといて数えてみると36羽。  しかし、よくよく見るとオグロシギが混じっ
ている。  一番目立ったのは成鳥の冬羽と思われるオグロシギだった。
 残念だったのはオグロシギとオオソリハシシギの数を確認しなかったこと。  撮ってきた写真を見たらオグロシギの幼鳥が随分と
混じっていたことで、見ているときには気付かなかった。   未熟だね。
 どうやらオオソリハシシギの群にオグロシギの群が加わったようだ。  貧弱な鳥見歴なので初めての経験になった。  オグロシギ
の成鳥冬羽も記憶がないので初めてかも知れない。  貴重な経験だった。
 コオバシギは2羽で1羽は第1回冬羽にかなり換羽していた。  11羽いたオバシギは1羽に減っていた。 
 伊良湖のタカ渡りが気になっているけど、今年はタイミングが合わないので宿泊でのタカ見は出来ない。 日帰りで行ければ良いかな。
 ダイゼン(約50)  コオバシギ(2)  オバシギ(1)  イソシギ(2)  オオソリハシシギ  オグロシギ
                           
   以上種類


9月23日(水)  河口のシギチドリ
 探鳥に行ける日と潮がなかなかマッチングしないまま気になっていた日光川の河口にやっと行くことが出来た。  シギチたちが
待機して汐待ちしている岩礁は水没していたが、堤防の斜面に50羽くらいのダイゼンを主として80羽くらいのシギチが集まっていた。
 幼鳥ばかりだけど9羽のオオソリハシシギと11羽のオバシギ・1羽のコオバシギなど今期初認のシギたち。  
 久々に多くのシギチドリを見る事が出来た。
   庄内川河口干潟に滞在するシギチの大部分だろう。
 
シロチドリ  ダイゼン(約50)  ハマシギ(1)  コオバシギ(1)  オバシギ(11)  キアシシギ(1)  イソシギ(2) 
 ソリハシシギ(1)  
オオソリハシシギ(9)     以上種類


9月21日(月)  関ヶ原のタカ渡り
 やっと時間がとれたので関ヶ原のタカの渡りを見に行った。  朝の8時過ぎに飛び始めたそうで、現地に到着した8時10分頃は岐
阜支部の人たちがカウントするのに大童で挨拶も出来なかった。
 南東の風が吹いていて多くは逆光の中を西に渡ってゆくが、目の前を通過する個体が頭上で何度かタカ柱を作るなど、ステイ組と
みられる
サシバハチクマが9時半にかけてひっきりなしに通過していった。
 11時前からは白樺峠を発ってきたと思われる軍団が20〜30羽の群を作って飛んできたけど、風が北西に変わって大部分は伊吹
山側を通過した。  11時半頃まで数はわかるけど識別は難しい距離をたくさん渡っていった。  大部分はサシバだった。
 昼頃には空一面を雲が覆って肌寒くなり、ぱったり止まってしまったので山を下りた。
 昼まででサシバとハチクマ・ノスリなど合計で520〜30羽ほどのタカが渡っていった。 この場所では今年一番の賑わいだった。

 昼過ぎに山を下りて内陸シギチを探して歩いたけど、
コアオアシシギが2羽とトウネンが2羽。  タカブシギとタシギが数羽いるだけ
で内陸シギチの渡りは終わったようだ。



9月18日(金) 内陸シギチ

 ツルシギが通過したそうで内陸シギチの渡りもそろそろ終盤なので様子を見に行ったら寂しかった。  水深の深い休耕田の向こう
側で水浴びしている2羽の鳥がいた。  とても遠かったのでムナグロと思ったけど、ムナグロが水深の深い場所に入るはずが無い
のでよく見たらシマアジだった。   今日はあちこち掻き集めて次の通り。
 
コチドリ  オジロトウネン(1)  アオアシシギ(1)  コアオアシシギ(2)  タカブシギ(7)  セイタカシギ(2)  シマアジ(2)


9月7日(木)  内陸シギチ
 期待して行ってみたけどアオアシシギもタカブシギも数が減っていた。  しかし、あちこち走り回って探してみたらトウネンやタシギに
ヒバリシギの幼鳥も見る事が出きた。  今年はアカエリヒレアシシギの当たり年で今日も4羽観察した。
 
 
コチドリ  トウネン(5)  ヒバリシギ(幼鳥1)  アオアシシギ(5)  クサシギ(1)  タカブシギ(5)  アカエリヒレアシシギ(4) 
 セイタカシギ(♀成鳥1)



9月3日(木)  内陸シギチ
 シギチの渡りの最盛期になるのでチェックを続けているけど今日はアオアシシギ4羽とタカブシギを10羽ほど見ただけだった。 まだ
終わりというわけでは無いと思うので次を期待したい。


8月31日(月) 内陸シギチ
 内陸シギチの渡りをチェックに行った。  エリマキシギやウズラシギを期待したけどアオアシシギが5羽とタカブシギが数羽だけと寂
しかった。  
 ヒバリシギ幼鳥は愛想が悪く、アカエリヒレアシシギの成鳥と幼鳥も遠かった。  アカエリヒレアシシギは大体は長居はしないので
ちゃんと渡るか心配だけどそのうちにちゃんと渡ってゆくだろう。
 
タシギが5羽ほどまとまって渡ってきていた。  ほかにイソシギクサシギが1羽づつ。


8月24日(木)  内陸シギチの動向

 例年この時期には大波はあるものの日替わりでシギチドリが渡ってゆくので面白い・・・ということで内陸のシギチを見に行ったらセイ
タカシギ
の成鳥の♀が1羽水の入った休耕田を歩き回って餌を食べていた。
 コアオアシシギやオジロトウネンも目撃されているようだが、今日は
アオアシシギを2羽・タカブシギは10羽以上で正確な数はわから
ないけどアオアシシギの数が減っていた。   先日入った
オグロシギ幼鳥は健在。  アカエリヒレアシシギも健在。
 今日の収穫は
アメリカウズラシギの成鳥夏羽かな。 


8月20日(木)  内陸シギチの動向
 雨が降ったので期待したけど休耕田が草だらけなのでシギチたちには入り辛いようだ。  14日のムナグロはいなくなり、アオアシシ
ギやタカブシギも数が減っていた。  アカエリヒレアシシギの幼鳥は健在。  もう少し近くに来てくれればと待ったけど、熱中症になり
そうだったのでそこそこで切り上げた。
 そろそろコアオアシシギやオグロシギ・ヒバリシギなどが入ってもよい頃だ。 
 コチドリ  アオアシシギ(10)  タカブシギ(5)  アカエリヒレアシシギ(幼鳥1)   


8月14日(金) 内陸シギチの動向

 
暑さでダウンしていた間に前回から11日も経っていた。  昨日は雨が降ったけど溜まるほど降っていなくて環境は良くなっていな
かったけど、アオアシシギは20羽近くまで増え、ムナグロやタカブシギ・オオジシギが2羽とアカエリヒレアシシギの幼鳥が1羽いた。
 アカエリヒレアシシギはアオアシシギなどと一緒にいたけど、チョウゲンボウが飛ばしてしまってあと行方不明。
 水の入った休耕田はたくさんあるけど、掻いてないところがほとんどで草が生えている。  鳥たちは草の生えている場所を好まない。
 種類が少なかったけど久しぶりに鳥を見たな〜・・・という感じの一日だった。
 
コチドリ  ムナグロ(3)  アオアシシギ(20)  タカブシギ(10)  タマシギ(♀1)  アカエリヒレアシシギ(幼鳥1)  
 オオジシギ(2)  


8月3日(月)  内陸シギチの動向
 そろそろ淡水性のシギチの渡りが気になるところなのでチェックにいったけどアオアシシギを4羽と、コチドリしか見られなかった。 
 まだ早いと思うけど、何しろ晴天続きで休耕田に水がないので環境はよくない。
 城南も何回か回ってみたけどこちらも環境が悪く渡りのシギチは何も見られていない。  この夏は城南でも鍋田でもタマシギを
一度も見ていない。 ちょいと気がかりだね。



5月11日(月)  日光川河口
 
昨年に続いてシギチの渡りは芳しくない。 日光川河口はどうか見に行った。  南から強い風が吹いていたので僅かなシギチは多く
が対岸にいて写真は撮れなかった。
 その中にコチドリらしい派手で小型のチドリを見付けた。  遠いのでフィールドスコープを出して探したけど見付けられなかった。

 
コチドリSP  メダイチドリ(3)  ダイゼン(1)  トウネン(13)  ハマシギ(8)  キアシシギ(35)  イソシギ  チュウシャクシギ(10)


4月24日(金)  敦賀の海

 オーハムの換羽状況をチェックしにいった。  換羽が遅れて冬羽に近い個体が多かった。  今日は海水浴場に比較的近く寄って
いたけど、漁港の方はまったく遠くて写真にならなかった。
 アカエリカイツブリを2羽見かけた。  この時期に見るのは珍しいことで嬉しかった。 
 日本海に突き出した半島は渡りの鳥たちの休憩所になっているかもしれない。  とてもきれいなアカハラがいたけど隠れるのがと
ても上手だった。 

 オオハム  アカエリカイツブリ  カワウ  ウミウ  ヒメウ  アオサギ  カルガモ  トビ  ウミネコ  カモメSP  カワセミ
 ハクセキレイ  セグロセキレイ  
イソヒヨドリ  アカハラ  ウグイス  ヒヨドリ  ホオジロ  スズメ  ハシボソガラス 
 ハシブトガラス                     
以上21種類


4月4日(土)  ツリスガラと桜ニュウナイスズメ
 今回で4回目のツリスガラへの挑戦。  前回と同じく8時50分に現地に到着して2時間待機するも気配なし。 

 諦めて桜ニュウナイをチェックにいったら♀を含めてそこそこの数が見られた。  桜は満開で桜吹雪がことのほか美しかった。
 その後蓮田を回るも少数のタカブシギとコチドリくらいしか見られなかった。


3月30日(月)  ツリスガラと桜ニュウナイスズメ
 ツリスガラを見るために8時50分に河口堰に到着。  先客さんに様子を聞くと芳しくない。  そして2時間半待ったけど空振りだった。
 最近は葦が太くなり密度が濃くなって見難くなった。  葦が少なかった頃は葦につかまって餌を探すツリスガラがよく見られた。 
 しかし、昨年もそうだったけど今日も一度もそんなツリスガラは見られず、だんだん難しくなって人気も下落している。 
 4月の中旬頃に撮影したことがあるのでまた行って報告したい。

 例年は1,000羽以上のニュウナイスズメが幾つかの群れに分かれて立田で越冬してきたが、この冬は秋口にはたくさんいたのにほとん
ど姿が見られなかった。  南に下って行ったのかもしれない。
 そのせいもあるのか今日は数羽の♂を見ただけで寂しかった。  桜は5分咲き・・・・これからニュウナイは増えるのか?


3月16日(月)  ツリスガラはまだかな
 風弱く淡い日が射して絶好のツリスガラ日和。  関西ではもう出ているらしいので河口堰に行ってみた。  現地には9時半に到着、12
時過ぎまで待ったが今日はお出ましがなかった。  まだ早いのかな〜・・・・。


3月15日(日)  敦賀の海
 5年ぶりにオオハムとアカエリカイツブリを見に行った。  天気はよく風も強くなかったけど餌の小魚が岸に寄っていなくてうじゃうじゃい
るオオハムは遠かった。  同じ理由で数の少ないアカエリカイツブリも近くに寄ってくれなかった。
 ミミカイツブリも確認はできなかったけど撮ってきた写真を分析したら2羽映っていた。
 シロカモメがいた。  2,009年の春にいた個体と同じかな〜と思うけど・・。  ヒメウの群が海に浮かんでいた。
 シロエリオオハムは確認出来なかった。
 オオハム  ハジロカイツブリ  ミミカイツブリ  アカエリカイツブリ  カンムリカイツブリ  カワウ  ウミウ  ヒメウ  アオサギ
 マガモ  カルガモ  コガモ  ヒドリガモ  トビ  セグロカモメ  
シロカモメ  ウミネコ  ハクセキレイ  ヒヨドリ  ジョウビタキ 
 スズメ  ハシボソガラス  ハシブトガラス            
以上23種類


2月16日(月)  淀川のコミミズク  
 1月16日に駐車場に入れなかったコミミズクに改めて挑戦。  2,007年〜08年にかけての冬の豊明市以来久しぶりの複数羽の
コミミズクである。 
 豊明の時には100人以上のカメラマンが連日田んぼを囲んでカメラを構え、2番穂のあちこちに隠れている数羽のコミミが時間に関係
なく飛んでくれてとても面白かった。 
 今回の場所は広大な河川敷である。  枯れた草原が豊明の2番穂の田んぼに相当する。  ギャラリーは堤防の上からコミミの登場
を待つ。  現地に到着したのは午後の2時頃だった。  駐車場に車を置いて300mほど歩いてゆくと堤防の中段に50人ほどのカメラ
マンがいたので空いている場所に三脚を立てた。
 豊明のときと違って待てど暮らせど音沙汰無し。  天気が良すぎるので今日は駄目かも・・・なんて声も聞こえてくる。  こうするうちに
ギャラリーは次第に増えてきて1kmくらい向こうにも砲列ができている。  数えてみたらざっと300人。  1箇所の鳥見でこれだけの
ギャラリーを見たのは初めてだけど、これだけ集まっても堤防は広いので誰に迷惑をかけるでもないし、三脚を立てる場所はいくらでも
有った。
 そして16時15分に突然コミミが飛んだ。  ペンタはAFが遅いので飛び物はまったく撮れないけどコミミは20mくらい先のクイに止まっ
てポーズをとってくれる。  同時に3羽見たけどもう1羽居るのかもしれない。
 駐車場が17時で閉鎖になるので16時45分までの30分の楽しみだった。  2時間待って30分だけど十分満足した。


1月29日(木)  ビロードキンクロに挑戦
 
今期気になっているビロードキンクロの♂を探しにいった。  しかし♂どころか♀タイプすら見付からない。  後からやってきた友人が
「♀タイプが3羽いる」と教えてくださったのでなんとか見る事は出来たけど、数百メートル先で完敗だった。
 北西の強風が吹いて震え上がるほど寒く、風に流されて鳥たちは遠い。  もう一つのターゲットのミミカイツブリもはるか沖合い。
 2時頃にやっと風が落ち、4羽確認したミミカイツブリのうち2羽が寄ってきてようやく写真を撮ることが出来た。
 今期はハマシギの数がとても多い印象。  途中で千代崎海岸に寄ってみたけど、カモメがまったくいなかった。 環境が変わったかな。
 鈴鹿川河口のアボセットは今日も健在で数人のカメラマンがいたけど、アボセットははるか対岸と遠かった。


1月25日(日) 宿題のヨロネン
 宿題になっているヨーロッパトウネンを探しにいった。  現地に着いてみると干潟を犬を連れた人が歩いている。  鳥見に出られる日
は限られているのになんと不運な・・・と嘆いていると20分くらいで去っていったので待っていたらやがて30羽くらいのハマシギと70羽くら
いのシロチドリが戻ってきてこの中に混じっていた。  少しづつ近付いて写真を撮ったけど相手は小さくて遠いので近付いてくるのを待っ
ていたらどっと遠のいていった。  ふと後ろを見たら双眼鏡を手にした人がいて「何かいますか?」と声をかけてきた。
 1時間かけて少しづつ近寄った距離をこの人はずかずかと寄ってきたわけだ。  鳥見の経験がある人ならこんな近寄り方はしない。
イカルチドリがどうのこうの・・・と的外れなことを言っていたので経験のない人なのだろう。  つい荒い言葉を投げかけてしまった。
 
 この人はいつの間にかいなくなってしまったが、代わって邪魔に入ったのは釣り人で居座って鳥たちを追い払ってしまった。   休日は
探鳥にはなかなか厳しい。


1月16日(金) 関西遠征 
   
 関西は珍鳥の
チフチャフ・ニシオジロビタキ・コミミズクの3種類の鳥たちで沸いている。  遅ればせながら遠征をかけて見に行っ
てきた。
 ターゲットは初見のチフチャフである。  手古ずることも考えられたので順番はチフチャフを一番に持ってきて現地に到着したのは朝の
9時半だった。  川原に出て様子を聞くとあまり芳しくない様だったけど、30分ほど経ってから目の前の藪に現れて10分ほど愛嬌を
振りまいてくれた。  写真はたくさん撮ったけど生憎の曇り空で色が出なかった。
 外観はウグイスにそっくりだけど脚は真っ黒。  時々高い潅木にとまってフライングキャッチで餌を採ったり、草につかまってこちらを
睥睨したりと行動はまったく違っていた。  それにしてもよく見付けたものだと感心する。

 チフチャフは1時間ほどで切り上げ、とても美しいと評判のニシオジロビタキまで50kmくらいというので更に西に向かった。  とても愛
想が良かったけど、西に行くほど空は暗くなってチフチャフよりもっと色が出なかった。
 ここも1時間ほどで切り上げてコミミズクへ・・・現地には2時頃に到着したけど河川敷の駐車場が満車ということで入場待ちの車が並ん
でおり、国道171号線の2車線のうち1車線を塞いで交通の邪魔をしていたので諦めて帰途に着いた。
 本日の走行距離440km。