チフチャフ
スズメ目 ウグイス科
英名:Chiffchaff
学名:Phylloscopus collybita
出 現 頻 度: 繁殖地・越冬地から遠く離れているため日本ではごく稀な迷鳥
全 長 : 11cm スズメより小さい
観察可能時期: 日本での記録は数回しかない極めて稀な冬鳥
生 息 場 所: 平地の林・疎林のある川原の芦原など
特 徴 : 冬でも普通に見られるウグイスによく似ているが
足の色が黒い
点で決定的に異なる。
冬に時々見る機会のあるキマユクシクイも草薮や潅木で活動してよくにているが、ウグ
イスと 同じく脚は黄色でキマユクシクイは雨覆いの先端が白い点が異なる。
ヨーロッパからロシアの高緯度方面にかけて繁殖し、ヨーロッパ・中東アフリカ・インド北部方面に渡って
越冬する。
2,014年〜2,015年にかけての冬、西宮市の武庫川の川原に1羽のチフチャフが飛来して越冬した。
河口まで約8kmくらいの川原で潅木に載ったり草薮で活動していた。
露出度は高く人に対する警戒心は薄い方だった。
白い過眼線はムシクイと同じように長いが、ムシクイのような雨覆いの先端の白色のラインは無い。
2,015年1月16日 西宮市
動きは活発で写真は撮りにくかったけど、キクイタダキやエナガほどでは無かった。 最短10mほど
の距離まで寄ってきた。
2,015年1月16日 西宮市
上の写真は全て同一個体。 体の色は1枚目が実体に近い。
2,020年から21年にかけての冬に大阪堺区の大仙公園に1羽入ったが、藪の中で活動するためなか
なか姿が見えなくて話題にならなかった。
記:2,015年2月26日
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