ソリハシセイタカシギ チドリ目 セイタカシギ科
英名:Pied Avocet
学名:Recurvirostra avosetta
全 長 :42〜45cm
観察可能時期:10〜3月
生息環境 :干潟・河口・養魚池・汽水湖など
類 似 種 :独特の嘴から識別は容易
カスピ海からユーラシア大陸バイカル湖の南のモンゴル周辺で繁殖し、ヨーロッパ・地中海周辺・中国南部
で越冬する。
日本に飛来する個体は中国南部で越冬する個体群の一部と思われるが遠く離れているため日本へは旅鳥
冬鳥として少数がごくたまに飛来する程度で極めて珍しい。
アボセットには北米大陸で繁殖・生息するもの、オーストリア大陸に生息する首から上の赤い種類、また南
米アンデス山脈周辺で生息するものなどがある。
写真は2,005年1月に愛知県一色町に5羽が飛来した時に撮影したもの。 海岸に近い養魚池に入って
1ヶ月ほど滞在したが1羽のみ2月まで居残っていたというから飛来すると滞在は長いようだ。
この写真・・・何気なく見過ごしてしまうところだが、5羽のアボセットが泳いでいる。 シギが泳いでいるのを
見るのは稀だ。
2,005年1月8日 愛知県一色町にて撮影

4羽と1羽に分かれて行動することが多く、1羽のみ取り残されたそうだ。

2,010年4月の中ごろ愛知県に1羽のアボセットが飛来した。 前回と違って1羽だったせいか警戒心が強くて
見にくい池に入 り、せっかく水路に出てきてもさらに警戒心の強いハシビロガモが飛ぶと一緒に飛んでしまった。
前回は浮いているところと飛んでいるとこしか撮れていないので下半身を撮りたかったが厳しかった。
羽根の色からみるとまだ若い個体でsる。 かろうじて残った写真をみると脚の色は青色だった。
2,010年4月17日 愛知県一色町

2,012年の12月、2羽のアボセットが鈴鹿川の派川河口に飛来した。 越冬を期待したけど短い滞在で移動し
てしまった。
2,012年,2月22日 鈴鹿川・派川河口で撮影

2,014年から2,015年にかけての冬に1羽のアボセットが鈴鹿川本流の河口で越冬した。 マガモなどの鴨に
混じって泳ぐ姿がよく見られた。
2,015年1月5日 鈴鹿川本流河口(四日市市)

記:2,008年7月13日
2,010年4月17日
2,015年2月13日
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