アメリカヒドリ      カモ目  カモ科         英名:American Wigeon
                                        学名:Anas americana

    全   長   :48cm  雌雄で色が異なる
   見られる時期 :10月〜4月  
   生 息 場 所:湖沼・河川・内湾など
   類 似 種   :♀はヒドリガモの♀との識別が難しいが、顔はヒドリガモほど赤っぽくない。
    特  徴   :

   ヒドリガモがユーラシア大陸の北極圏で繁殖し、冬はインドから日本にかけての南アジアに渡って越冬するのに対し、
  アメリカヒドリはアメリカ大陸の北部で繁殖して冬はアメリカ中部から中米に渡って越冬するので日本への渡来数は
  極めて少ない。 
  一部で繁殖地が重なるらしく、ヒドリガモとの交雑個体はよく見られる。
   アメリカ・・・・と名前が付く鳥たちの中でアメリカヒドリは比較的観察機会が多いが、純系は少なく写真を撮るチャンス
  もあまり多くない。
    遠い上に風が強くてしかも寝てばかり。 起きてくれなかった。  頭の緑色が濃くきれいな純系だった。 

                           
2,005年2月25日  北勢中央公園
       


   東員町の神田池で2,006年から2,008年にかけて2年連続で1羽の♂が越冬した。 隣に寄り添っているのが♀かと
  期待したがペアを組んでいる様子は見られなかった。

                            
 2,007年1月20日  東員町
       


   1年後に再び現われたアメリカヒドリの♂。 光線の具合に寄って体の色は違って見えるが、こちらは頬に赤味が有る
  のであるいは別個体かもしれない。  
                         
 2,007年12月16日  東員町
       


   3年連続を期待したがやってきたのは目の周りにアメリカヒドリとの混血を思わせる緑色のある個体だった。このような
  ハイブリッドはよく見かける。
                        
 2,008年12月8日  東員町
       



   まだ♀が確認できていない。 ♂とペアで来てくれれば手懸りは出来そうだが、♀だけだとヒドリガモの中から探し出す
  のは不可能と思う。



                             記:2,009年1月24日
                                2,009年1月29日


                                 目次に戻る