アカエリヒレアシシギ
チドリ目 ヒレアシシギ科 英名:Red−necked Phalarope
全 長 : 18cmと意外と小さい
観察可能時期: 5月 と 8・9月の渡りの時期
生 息 場 所: 沿岸の海上・河川・水田・湖沼などの水上。 水田など淡水域での観察が多いが、乗鞍岳
山頂の池や、戸隠の池で観察されるなど渡りのときは群で山越えすることも有る。
また、海上を群を成して渡っているのも観察されている。
類 似 種 : ハイイロヒレアシシギ
ハイイロヒレアシシギは嘴の根元が黄色いので一目瞭然。
観察機会はハイイロヒレアシシギより圧倒的に多い。
特 徴 :成鳥夏羽は首周りの色が赤い♀の方が♂より全体的に赤く派手で目を奪われる。
ユーラシア大陸から北米大陸の北極海沿岸からアリューシャン方面で繁殖し、冬はフィリピンからニューギニア方面
で越冬する。 8月から9月にかけて渡って来る冬羽あるいは幼鳥は比較的観察機会が多い。
子育ては♂が行い、♀は複数の♂と交尾・産卵後に子育てを♂に任せて7月中には越冬地に向かう。
春の渡りでの出会い 5月
春の渡りで愛西市に入った成鳥♀夏羽。 春は天候が荒れた後に内陸部の池や水田に入ることがある。
ひれ脚がしっかり写らないかと期待したけどそれらしく見えるだけではっきりとは写らなかった。
2,007年5月13日 愛西市
2,021年5月13日 愛西市
同じく春の渡りで愛西市の蓮田に入った成鳥の♂。 この時は約50羽の群が入ったので換羽途中や第1回の夏羽など
様々な個体を見ることができた。 これだけの数がこの辺りで一度に入ったのは珍しいことであった。
この個体はもう少しで夏羽への換羽が完成する。
2,021年5月17日 愛西市
2,021年5月17日 愛西市
越冬地で一冬過ごした幼鳥は成鳥と共に繁殖地へ向かう。 春の渡りの群に混じっていたこれらの個体は第1回の
夏羽に換羽しているところと考えられる。
2,021年5月17日 愛西市
秋の渡りでの出会い 8月と9月
秋の渡りは冬羽への換羽・換羽途中が中心となりそこに幼鳥が混じる。 幼鳥は成鳥よりも広く内陸部に入ること
がある。 観察は8月と9月なので成鳥と幼鳥の識別は容易。 雌雄の識別は困難。
写真は胸から過眼線の上の方まで黄色味を帯びているので子育てを終えて渡りを開始したばかりの成鳥の♂。
背中を白い冬羽が覆い始めて換羽が始まっているが遅れている。 夏羽を大幅に残した成鳥が見られたのは
今回が唯一で大部分が冬羽に換羽が進んでおり、秋に観察したアカエリヒレアシシギとしてはもっとも早い日の観
察で極めて貴重な写真となった。 秋の渡りの早い♀の成鳥は7月の間に通過しているようだ。
桑名市の海岸に近い休耕田に羽を休めて南へ渡る体力を養っていた。
2,006年8月5日 桑名市
幼鳥 頭が黒く過眼線が目立つ。 背中に黄色味を帯びたラインが有り、上の成鳥との違いは明瞭である。
白い冬羽はまだ見えていない。
2,015年8月27日 羽島市
幼鳥、首が若干黄色味を帯びる。 上の幼鳥より10日遅い時期の撮影になるが、若干背中に白い冬羽が見
えている。
2,018年9月6日 愛西市
成鳥冬羽に換羽中
15年8月20日 岐阜県羽島市
成鳥冬羽に換羽中 冬羽は♂♀の識別は難しいが、首に少しだけ黄色い羽が見えているので♂かもしれない。
後ろの方に黒い羽が見えている。
2,015年8月26日 鈴鹿川派川河口
成鳥冬羽に換羽中。 上の個体より換羽は進んでいる。
2,015年8月31日 羽島市
記:2,008年9月10日
2,023年6月25日 改定
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